エーラス・ダンロス症候群<皮膚の病気>の症状の現れ方

 古典型は、(1)皮膚過伸展(ひふかしんてん)と(2)瘢痕(はんこん)形成、(3)関節の過可動性のうち、2つ以上があれば強く疑います。
 古典型は、小項目として、(a)ビロード様皮膚、(b)軟性偽腫瘍(なんせいぎしゅよう)、(c)関節過可動症(脱臼、捻挫(ねんざ)、扁平足など)、(d)筋肉低緊張、(e)運動発達遅延、(f)溢血斑(いっけつはん)、(g)組織脆弱性(食道裂孔(れっこう)ヘルニア、肛門脱(こうもんだつ)、直腸脱(ちょくちょうだつ)など)、(h)外科手術による合併症(術後ヘルニア、創傷治癒の遅延など)、(i)心臓弁膜・大血管の異常、(j)家族歴があり、診断の助けになります。
 血管型は、(1)薄く、透ける皮膚、(2)動脈、小腸、子宮の脆弱性または破裂、(3)甚だしい皮膚脆弱、(4)特徴的鳥様顔貌(ちょうようがんぼう)の4つのうち、2つ以上があれば強く疑います。動脈瘤(どうみゃくりゅう)破裂、外傷による出血、急性腹症などで、救急受診することもあります。

エーラス・ダンロス症候群<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 血管型はとくに、血管破裂、子宮破裂の予防ならびにそれに対する治療が重要です。予後は、血管型以外は良好です。