顔面播種状粟粒性狼瘡とはどんな病気か

 現在欧米では、顔面播種状粟粒性狼瘡という病名は使われず、酒さ様皮膚炎(しゅさようひふえん)と考えられています。また出現部位により、口囲(こうい)皮膚炎、眼囲(がんい)皮膚炎などと呼ばれています。

原因は何か

 顔面に生じる酒さ様皮膚炎で、組織的に肉芽腫(にくげしゅ)(コラム)があるため、以前は結核(けっかく)菌への遅延型反応と考えられましたが、現在では否定されています。

症状の現れ方

 額、眼瞼(がんけん)、頬、鼻側に、左右対称に大豆大までの単調な丘疹(きゅうしん)、小結節、膿疱(のうほう)、時に中央臍窩(さいか)(くぼみ)があり、瘢痕(はんこん)を残します。暗赤褐色を示し、ガラス板で丘疹を圧迫すると黄色調が観察できます。

検査と診断

 乾酪壊死(かんらくえし)(チーズ=乾酪に似た黄白色で乾燥性の壊死)を伴う肉芽腫性の変化がみられます。区別すべき疾患としては、尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)、ステロイド酒さ、アトピー性皮膚炎脂漏性(しろうせい)皮膚炎があります。

治療の方法

 テトラサイクリン、DDS(レクチゾール)の数カ月間の内服が有効です。慢性で、治ったあとに軽い瘢痕が残りますが、1年以内に目立たなくなります。

顔面播種状粟粒性狼瘡に気づいたらどうする

 皮膚科を受診します。