酒さ<皮膚の病気>の症状の現れ方

 鼻、眉間、頬、あごなど顔面の中心に、ほてり感を伴う潮紅、毛細血管の拡張がみられる症状は、第I度(紅斑性酒さ)と呼ばれます。化粧品や石鹸などの軽い刺激でもひりひりしたり、灼熱(しゃくねつ)感が生じ、いわゆる敏感肌といわれます。
 紅斑性酒さの症状に加えて、赤い丘疹や膿疱(のうほう)が多発する症状は第II度(酒さ性ざ瘡)、鼻や頬を中心に結合組織の増殖を伴って隆起し、腫瘤(しゅりゅう)状を示すものは第III度(鼻瘤)と呼ばれます(図35)。

酒さ<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 完治しにくく経過が長いのが特徴ですが、対症療法により良好な状態にコントロールすることが可能です。症状の強い時はテトラサイクリン系抗生剤(ミノマイシン、ビブラマイシンなど)の内服が有効です。副腎皮質ステロイドの塗り薬は一時的には効くようにみえますが、病態を悪化させるので使われません。原因で述べた悪化因子をできるだけ避けることも必要です。