酒さ様皮膚炎<皮膚の病気>の症状の現れ方

 副腎皮質ステロイド薬を塗った部位に、毛細血管の拡張、丘疹(きゅうしん)、膿疱(のうほう)が現れます。同薬を塗るのをやめると、数日後に紅斑と浮腫性(ふしゅせい)の腫脹(しゅちょう)が生じます(図36)。かゆみはあっても軽度ですが、強いほてりや灼熱(しゃくねつ)感を伴います。

酒さ様皮膚炎<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 症状の軽快までには通常数カ月かかります。治療のためには副腎皮質ステロイドの塗り薬の中止が不可欠ですが、同薬をやめると症状が一時的にかなり悪化します。症状がひどくなって社会生活に支障を来す場合は、入院が必要になります。
 薬としてはテトラサイクリン系抗菌薬(ミノマイシン、ビブラマイシンなど)の内服が第一選択になります。グリチルリチン(強力ミノファーゲンC)の静脈注射もある程度は有効です。皮膚の表面がつっぱるため、外用薬として10%亜鉛華(あえんか)単軟膏、白色ワセリンなどが用いられます。灼熱感の強い場合はうちわであおいだり、軽く冷やすと症状が和らぎます。