せつ(おでき)、癰<皮膚の病気>の症状の現れ方

 せつ(図40)は、炎症が毛包の深いところまで及んで、皮膚が円錐状に少しとび出した状態になり、熱をもった痛みのある赤い塊です。
 大きくなると頂点に膿疱(のうほう)ができ、次第にぶよぶよと軟らかくなり、頂点からうみが流れ出して皮膚に穴があいたようになりますが、徐々に赤み・痛み・うみも減り、治ってきます。
 癰(図41)は、せつより深い部分から始まって複数の毛包が同時に侵されるので、皮膚がドーム状に盛り上がった赤み・痛みの強い塊となります。大きくなるにつれ、ぶよぶよと軟らかくなって複数の点からうみが出てきます。首の後ろ・肩・お尻・太ももにできることが多く、癰では熱も出ます。

せつ(おでき)、癰<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 黄色ブドウ球菌によく効く抗菌薬(化膿止め)を内服し、ぶよぶよとした膿瘍となったものは針を刺したり切開してうみを出します。癰では抗菌薬の点滴注射が必要です。せつ腫症では鼻の粘膜の細菌培養も行って、黄色ブドウ球菌が発見されれば菌を除く処置をします。