ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群<皮膚の病気>の症状の現れ方

 新生児では高い熱とともに、乳幼児では微熱とともに、口のまわり・鼻の入口・眼のまわりが赤くなり、水疱や痂皮(かひ)(かさぶた)ができ、眼やにも出ます。次いで首のまわり・腋(わき)の下・股の部分がとくに赤くはれ、次第に全身の皮膚がやけどのように皮がはがれてただれた(びらん)状態になります(図49)。
 赤くはれたところは触れると非常に痛がり、普通の皮膚に見えるところでも皮膚がはがれてきますが、口のなかや陰部などの粘膜は侵されません。のどは赤くはれ、首のリンパ節がはれます。

ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 黄色ブドウ球菌によく効く抗菌薬を内服するか、または点滴注射をします。投薬後5〜6日で皮膚は赤みが減り、乾燥してきて、皮がぼろぼろとはがれて(手と足では薄い膜のようにはがれる)治ります。
 新生児や乳児では重症になることが多いので、入院したうえで必要に応じて水分を補給する点滴をします。
 皮膚が乾いてガサガサになり皮がむけてくると、皮膚に亀裂が入って痛みが出ることがあるので、適切な保湿用軟膏を塗ります。