ひょうそ(ひょう疽)<皮膚の病気>の症状の現れ方

 手指あるいは足趾の爪のまわりから末節部が、赤くはれてズキンズキンとした激しい痛みがあります(図50)。炎症が浅い場合は爪のまわりに膿疱(のうほう)ができ、深い場合には関節や骨が侵されて指趾を曲げることもできなくなります。また、爪が取れてしまったり、腕や下腿のリンパ管に沿って炎症が広がり、赤い帯状のリンパ管炎を伴うこともあります。
 手荒れやかぶれのある手指の爪の生え際に感染が起こると、爪のまわりが赤くはれて痛くなり、爪の周囲からうみが出る場合があります(爪囲炎(そういえん))。これが進行して、ひょうそとなることもあります。

ひょうそ(ひょう疽)<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 原因細菌が主に黄色ブドウ球菌なので、この菌に効果のある抗菌薬を内服し、痛みがとくに強い時は痛み止めを併用します。局所の赤み・はれ・痛みが強い場合は、冷湿布をして安静にします。表面からうみが見えている場合は、皮膚を切開してたまっているうみを出すと、痛みは弱まり早く治ります。