足白癬(水虫)<皮膚の病気>の症状の現れ方

 足白癬は趾間型(しかんがた)、小水疱型(しょうすいほうがた)、角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)に病型分類されますが、複数の病型を示すことも多くみられます。
 趾間型は、足の指の間に浸軟(しんなん)、あるいは乾いた鱗屑(りんせつ)(皮膚表面からはがれかけている角質)を付着する紅斑性局面を示し、びらん(ただれ)や亀裂を伴うことがあります。
 小水疱型は、足の底から足の側縁にかけて、半米粒大までの集まったり癒合する傾向のある水疱、膿疱(のうほう)を伴う紅斑性局面を示します。ともに春から夏にかけて発症・悪化しやすく、かゆみを伴うことが多いのですが、必ずではありません。
 角質増殖型は、かかとを中心に足の底全体の皮膚の肥厚(ひこう)・角化、細かく皮膚がむける落屑(らくせつ)を特徴とします。かゆみは少なく、冬もあまり軽快しません。
 足白癬と区別すべき主な疾患は、接触皮膚炎(せっしょくひふえん)、汗疱(かんぽう)、異汗性湿疹(いかんせいしっしん)、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)、掌蹠角化症(しょうせきかくかしょう)などです。炎症症状の強い足白癬の悪化時に、手あるいは白癬病変のない足に小水疱が左右対称に生じることがあります。この病変中からは白癬菌は検出されず、一種のアレルギー反応と考えられ、白癬疹(はくせんしん)と診断されます。

足白癬(水虫)<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 角質増殖型以外は、外用療法が基本です(白癬)。外用期間は最低でも1カ月は必要です。また、症状が消えても2カ月程度は追加治療したほうがよいとされています。足白癬は患者さんにより病気に対する認識が異なり、治療に対する態度も異なりますが、可能なかぎり治癒を目指し、治療すべきです。
 外用薬や内服薬の進歩で、ほとんどの患者さんで治癒が可能になりました。しかし、どうしても治らない時は、症状を悪化させない、角質増殖型あるいは爪白癬など難治性の病型にしない、手や体部などほかの部位へ拡大させない、さらにほかの人への感染源にならないなどを目標に、治療を継続する必要があります。