癜風<皮膚の病気>の症状の現れ方

 小児から老人に発症しますが、20〜40代の青壮年に好発し、男性にやや多くみられます。好発部位は背部、胸部、頸部(けいぶ)、上腕、腋窩(えきか)などで、小児では顔面に生じることがあります。春から夏にかけて発症および悪化しやすく、臨床症状は、細かい鱗屑(りんせつ)(皮膚表面からはがれかけている角質)が付着する淡褐色斑(たんかっしょくはん)(黒色癜風(こくしょくでんぷう))あるいは脱色素斑(白色癜風(はくしょくでんぷう))です。
 色素異常の原因は完全にはわかっていませんが、露光部位に脱色素斑、非露光部に淡褐色斑が認められることが多く、顔面は白色癜風、腋窩は黒色癜風になることがよくあります。メスでこすると細かい鱗屑が明瞭になります。大きさは帽針頭大から、くっつき合って地図状の大きな局面になるものまでさまざまです。毛孔のところに小脱色素斑が多発することもあります。自覚症状はほとんどないか、あっても軽度のかゆみくらいです。発症初期、急性悪化時に軽度の浮腫、発赤を伴うことがあります。

癜風<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 癜風菌に抗菌力のある外用薬を用いますが、抗菌域の広いイミダゾール系が最も使われています。広範囲で外用が難しい例ではイトラコナゾール(イトリゾール)を内服します。
 2週間で菌は陰性化することが多いのですが、治ったあとの色素沈着、色素脱失などの色素異常は長期間残り、これに対する有効な治療法はありません。また皮膚の常在菌であるため、再発率が極めて高いのが問題です。