脂腺母斑<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 他の皮膚腫瘍の発生素地になる可能性があり、またそのままでも最初平らであったものが次第にいぼ状になっていくことがあるので、適当な時期に手術で切除するほうがよいでしょう。ただ前述したとおり二次的に発生する腫瘍は良性であることが多いという考えもあるので、予防的切除に対して、以前よりは消極的な医師もいます。
 手術は成人では頭の皮膚の緊張度が高まり、わずかな幅を切除しても縫合(ほうごう)が困難なこともあり、大きな傷ができる可能性があります。
 これに対し小児期では皮膚が軟らかく、十分縫合できるので、結果として小さな傷ですむ傾向があります。しかし、子どもがあまり小さいと短時間の手術でも全身麻酔(数日の入院が必要)が必要になるので、手術の時期については担当医とよく相談します。待てそうなら小学生ころに夏休みなどを利用して局所麻酔、外来通院で行うのもよいでしょう。