汗管腫とはどんな病気か

 顔面、とくにまぶたに多発して発生する小型で扁平に隆起した発疹で、汗を出す管である汗管が増殖してできたものです。

症状の現れ方



 女性に多く、思春期以降に現れます。眼のまわり、とくに眼の下に多発して発生しますが、額や頬にもみられます。直径1〜5mmくらいの、ほぼ皮膚と同じ色か、やや褐色の平らに盛り上がった皮膚と同程度の軟らかさをもつしこりです。年齢とともに次第に数が増え、大きくなりますが、3〜5mm前後の大きさにとどまります(図78)。

検査と診断

 通常は見た目だけで診断できます。診断に疑いがある場合には、1個切除して病理検査を行います。

治療の方法

 悪性化はしないので治療の必要はありません。また、美容上の悩みになることがありますが、満足できる状態にする確実な治療法はありません。最近、炭酸ガスレーザー治療を行う施設がありますが、これは病変部を熱で壊す治療法なので、どの程度の瘢痕(はんこん)が残るのか、いくつかで試してみてから、治療を受けるかどうか決めることをすすめます。健康保険が適用でない場合があります。

汗管腫に気づいたらどうする

 よく似た別の病気もあるので、皮膚科専門医を受診することをすすめます。