無毛症または乏毛症<皮膚の病気>の症状の現れ方

 先天性無毛症では精神発育遅滞(せいしんはついくちたい)を伴う場合があります。外胚葉(がいはいよう)形成異常症では無毛あるいは乏毛とともに汗腺、爪、歯牙(しが)、皮膚などにもさまざまな異常が現れます。
 脂腺母斑では、出生時には境界の明瞭な毛のない部分があります。思春期になるとその部位が黄色くなり、表面はでこぼこに隆起してきます(図98)。
 先天性皮膚形成不全症は、頭頂部に多く発生します。大きさは1〜3cmくらいです。出生時に毛のないへこんだ病変として発見されます。出生時にはまだ皮膚が潰瘍のままのこともあります。

無毛症または乏毛症<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 先天的無毛症に対する治療法は、現時点ではありません。かつらを使うことで見た目を整えることができます。脂腺母斑や先天性皮膚形成不全症が原因の限局性無毛症では、手術で病変部の皮膚を切除することで無毛部位はなくなります。