爪囲炎<皮膚の病気>の症状の現れ方

 爪廓部の荒れた皮膚や、わずかな傷から生じます。爪周囲の発赤、腫脹および疼痛が著しく、圧迫すると爪廓の下のわずかな部位からうみが排出されます。時にかなり大きな血うみ(膿疱(のうほう))ができることもあります。また、爪母の障害により、横溝あるいは爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)などの二次的な爪甲の変化を来すこともあります。
 なお、カンジダ性爪囲炎ではこのような強い症状を認めないのが特徴です。

カンジダ性爪囲炎
 自覚症状はほとんどなく、近位爪廓および側爪廓は暗赤色にはれてわずかなかさぶた(鱗屑(りんせつ))を認めます。このような状態が数カ月間続いたあとに、二次的な爪甲異栄養症(そうこういえいようしょう)(変色した爪甲は凹凸不整となり、多数の横溝を認める状態)、爪甲剥離症などを生じます。

爪囲炎<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 一般に症状が爪周囲の皮膚に限られ、爪床(そうしょう)の変化が少ない時には抜爪(ばっそう)などの処置の必要はなく、抗菌薬の全身投与と局所療法(膿疱の切開、排膿(はいのう)を含む)で十分です。