汗疹(あせも)<皮膚の病気>の症状の現れ方

 水晶様汗疹では直径1〜3mm程度の小さな水疱(すいほう)が多発します(図106)。かゆみや痛みなどの自覚症状はありません。紅色汗疹は赤い丘疹(きゅうしん)が多発し、軽いかゆみやチクチクした軽い痛みを伴っていることがあります。
 深在性汗疹では皮膚色の扁平に隆起した丘疹が敷石状(しきいしじょう)に多発します。深在性汗疹は熱帯地方や高温の環境で長時間作業に従事している人のように、繰り返し高温にさらされると現れます。深在性汗疹の発疹がある部位では汗が出なくなっています。汗疹が広範囲にあると体温調節能力が低下しているので、熱中症に注意する必要があります。
 汗疹に細菌感染が加わると膿疱性(のうほうせい)汗疹になります。膿疱性汗疹から伝染性膿痂疹(のうかしん)とびひ)や汗腺膿瘍(のうよう)になることもあります。

汗疹(あせも)<皮膚の病気>の診断と治療の方法

 水晶様汗疹は特別な治療を行わなくても自然に治ります。紅色汗疹にはステロイドクリームの外用を行います。深在性汗疹がある場合は、高温を避け涼しい環境で生活して、自然に治るのを待ちます。
 細菌感染が加わっている膿疱性汗疹では抗生剤の全身投与を行います。汗腺膿瘍になった場合は、切開して排膿(はいのう)する必要があります。