ロタウイルス下痢症<感染症>の症状の現れ方

 突然、嘔吐あるいは下痢から始まります。便が白色になることがあります。通常1週間以内で下痢は軽快します。発熱、呼吸器症状を伴うこともあり、下痢の回数が多いと脱水症状が現れ、治療が必要です。
 まれですが、けいれん、脳症、腸重積(腸管の一部が腸管腔内に入り込む)を伴うことがあります。

ロタウイルス下痢症<感染症>の診断と治療の方法

 嘔吐に対しては鎮吐薬(ちんとやく)を使用します。経口摂食が可能であれば、少量で回数を多くした食事が原則です。経口補液を行うこともあります。経口での摂食が不可能な場合、あるいはその危険性がある場合は経静脈輸液を行います。
 止痢薬(しりやく)は原則として使わず、ラックBやビオフェルミンなどの生菌製剤を用います。ワクチンは現在、海外では使用されていますが、日本では臨床試験が行われています。
 症状がある場合には、トイレ等での石鹸、流水での手洗いが必要です。