結核性関節炎<感染症>の症状の現れ方

 症状は潜行性のため、なかなか気づきません。全身症状である発熱、発汗、疲れなどの症状は明らかでありません。
 発症時には関節に軽い痛みがあり、通常、夜間になると痛みが増し、膝のこわばりが現れます。
 初期の局所所見としては、限局性の圧痛(押すと痛い)、腫脹(しゅちょう)(はれ)、関節内の滲出液(しんしゅつえき)貯留(水がたまる)、患部関節の皮膚温度の上昇がみられます。無治療のまま放置すれば、筋肉の萎縮(いしゅく)や骨の破壊による関節変形が現れるようになります。
 結核菌によって起こる脊椎(せきつい)カリエスの多くは椎間板(ついかんばん)に初発しますが、やがて椎間板が破壊され、椎間腔が狭くなります。さらに病期が進むと、下部胸椎(きょうつい)や上部腰椎(ようつい)の椎体部が破壊され、破壊が高度になると背骨が後方に高度に曲がって後弯(こうわん)(亀背)となります。

結核性関節炎<感染症>の診断と治療の方法

 結核で使用される薬剤は、イソニアジド(INH)、リファンピシリン(RFP)、ピラジナミド、ストレプトマイシン、エタンブトールなどです。
 近年、INHやRFPに耐性(たいせい)をもつ多剤耐性結核菌(薬が効かない)が問題になっています。