無芽胞嫌気性菌感染症<感染症>の症状の現れ方

 無芽胞嫌気性菌が血液中に入って増殖すると、敗血症(はいけつしょう)が起こります。敗血症とは、細菌の感染によって症状が全身に及んだ最も重症の状態で、発熱、寒け、吐き気・嘔吐、不安、興奮、血圧低下、顔面蒼白(そうはく)、皮膚の出血などが現れます。
 虫垂炎(ちゅうすいえん)などが原因の腸の穿孔(せんこう)(穴があく)や腹部外科手術後の急激な発熱には、無芽胞嫌気性菌(とくにバクテロイデス)による敗血症を考慮しなければなりません。女性生殖器に関連する感染症として、腟炎(ちつえん)、骨盤内炎症性疾患、婦人科領域の術後感染などがあり、敗血症に至る場合があります。
 ほかに、ペプトストレプトコッカスによる糖尿病性足部潰瘍(そくぶかいよう)などが知られています。

無芽胞嫌気性菌感染症<感染症>の診断と治療の方法

 抗菌薬の投与が中心です。穿孔の閉鎖、排膿、潰瘍の創面(そうめん)切除などの外科的処置が、必要に応じて行われます。