嚢虫症<感染症>の症状の現れ方

 嚢虫は1cmほどのレモン型をしていて、全身のあらゆる場所に寄生します。そのため、寄生した部位に応じてさまざまな症状が現れます。筋肉や皮下組織に寄生した場合は、しこりが感じられます。
 危険なのは脳に寄生した時で、けいれんや麻痺など、脳腫瘍(のうしゅよう)に似た症状が起こり、放置しておくと死に至ることがあります。

嚢虫症<感染症>の診断と治療の方法

 手術で嚢虫を摘出するほかに、抗寄生虫薬のアルベンダゾール(エスカゾール)、プラジカンテル(ビルトリシド)が有効です。薬剤治療によって嚢虫が死滅すると、その周囲に強い炎症が起こるので、ステロイド薬を併用します。
 脳の嚢虫症では、まず症状を和らげる治療を行い、けいれんがあれば抗けいれん薬を服用します。