ニューモシスチス・カリニ肺炎<感染症>の症状の現れ方

 通常、エイズ患者や免疫抑制薬を投与した臓器移植患者、抗がん薬や放射線治療を行った白血病・悪性腫瘍患者に併発します。発熱、乾いた咳(せき)、息苦しさに始まり、呼吸困難、チアノーゼ(皮膚や粘膜が青くなる)へと至ります。同時に動脈血酸素分圧が大きく低下します。胸部X線写真では両側の肺全体に霞(かすみ)がかかったように、すりガラス様の陰影を生じます。適切な治療を行わないと確実に死に至ります。

ニューモシスチス・カリニ肺炎<感染症>の診断と治療の方法

 治療にはトリメトプリム・サルファ剤合剤、ピリメタミン・サルファ剤合剤、あるいはペンタミジンが用いられます。エイズの患者さんでは本症の併発が死因の大きな比率を占めています。
 エイズ、悪性腫瘍など本肺炎を起こす危険のある患者さんには、予防的な投薬を行うこともあります。