E型肝炎<感染症>の症状の現れ方

 感染後、2〜9週間(平均6週間)の潜伏期間をおいて、発熱、倦怠感(けんたいかん)、食欲低下、吐き気、腹痛などの消化器症状を示し、血液検査上、肝細胞の破壊を示す肝酵素の上昇、肝機能低下による黄疸(おうだん)が出現します。
 通常、1〜2カ月の経過で完治しますが、まれに重症化、劇症化することがあり、1〜2%の死亡率を示します。また、妊娠後期に感染すると劇症化率が高いという特徴をもち、死亡率が20%に達します。

E型肝炎<感染症>の診断と治療の方法

 E型肝炎特有の治療法はなく、急性期には入院、安静臥床を原則とし、自然治癒を待ちます。劇症化した場合は、それに応じた治療が行われます。食欲がなく経口摂取不能な場合は、ブドウ糖、ビタミンなどの輸液が行われます。なお、感染予防のためのワクチンはいまだ開発されていません。