家庭用防虫剤中毒<中毒と環境因子による病気>の症状の現れ方

 ナフタリン中毒の症状は溶血(ようけつ)(赤血球の崩壊)によるもので、大量に摂取すれば腎障害を起こします。急性中毒では吐き気・嘔吐、腹部不快感、発汗、頭痛、振戦(しんせん)(震え)、重症の場合では意識障害がみられます。
 樟脳は中枢神経毒であるため、興奮、呼吸促進、頻脈(ひんみゃく)、けいれんが現れます。重症の場合では錯乱(さくらん)、意識障害から呼吸停止に至ります。
 樟脳中毒の発症は遅くとも2時間以内なので、誤食後2時間以上経過して無症状なら問題はありません。

家庭用防虫剤中毒<中毒と環境因子による病気>の診断と治療の方法

 解毒剤はなく、けいれん対策や呼吸管理などの対症療法が行われます。