振動障害<中毒と環境因子による病気>の症状の現れ方

 レイノー現象を主徴とする末梢循環障害、末梢神経障害、骨・関節障害の3つからなります。
 振動病の最初の訴えは、手指のしびれです。次いで腕のだるさ、脱力感、しばしば作業後や夜間に腕の強いしびれと痛みが起こります。特徴的な所見は手指のレイノー現象で、全身に冷えを覚えた時に発症します。

振動障害<中毒と環境因子による病気>の診断と治療の方法

 労働省(当時)により「振動障害の治療指針(基発第585号、昭和61年10月)」が示されていますが、早期に発見し、初期に治療することが重要です。
 理学療法として、温熱療法、運動療法を組み合わせて行います(手指のパラフィン浴、ホットパック、温水・冷水の交替浴、マッサージ)。
 薬物療法では、末梢循環改善薬、末梢神経賦活(ふかつ)薬、精神安定薬を使います。
 日常生活の指導では、キャッチボールなど手指への振動刺激のあるものを避ける、保温、禁煙する、などが重要です。