心身症とアレルギー<アレルギー疾患>の診断と治療の方法

 それぞれの疾患に特有の身体的治療と、その患者さんに特有の心理的治療とに分けられます。
(1)医師(医療スタッフ)と患者さん(その身近にいる人)との信頼関係の確立に努め、心身相関の現象に気づかせて心身医学的治療への動機づけを行います。
(2)個々の症例に最も適切な方法でストレス状態からの解放を図り、生体の防御機能(治癒力)の回復を図るとアレルギー性症状が軽快・消失することを体験的に理解させ、心身医学的治療への意欲を高めます。
(3)アレルギー性疾患の発症と経過に関与している心理社会的因子を検討させて、それに対する適切な対応が必要であることに気づかせるよう方向付けをします。
(4)アレルギー性疾患を発症させ、慢性化させやすくしていた日常行動をより適切なものへと修正させ、生活の質(QOL)を高めさせるように援助します。
(5)アレルギー性疾患の発症と経過に関与している諸因子を心身両面よりとらえ、それぞれに適切な治療を行って、発症準備状態を解消し、治療間隔をあけ定期的な薬を中止しても症状が再燃・増悪しないことが確認されたら、治療を終結します。