リウマチ性多発筋痛症<膠原病と原因不明の全身疾患>の症状の現れ方

 前兆になるような感染症などは、とくに知られていません。体幹に近い部分、すなわち肩から上腕、頸(くび)、臀部(でんぶ)から大腿などの筋肉の痛みやこわばりから始まり、それが2週間以上続くのが特徴です。
 こうした筋肉の症状以外では、発熱(多くは37℃台の微熱)、全身のだるさ、体重減少などの全身症状と、関節の痛みを伴います。ただし、関節がはれ上がるほどになることは少ないといわれています。
 症状は、急に始まることが多いのですが、治療しないとそのまま続くため、数カ月にわたって徐々に進んだようにみえることもあります。

リウマチ性多発筋痛症<膠原病と原因不明の全身疾患>の診断と治療の方法

 ステロイド治療がよく効きます。側頭動脈炎を合併する例では、プレドニゾロンで1日30mg以上の服用が必要になりますが、合併しない例では通常1日10〜20mgほどが使われます。
 治療開始後1〜2週間以内に改善し始める例も多く、改善がみられたら、少しずつ減量します。一定の減量が得られたあとも、1年以上のステロイド治療が必要な例が多く、副作用である骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の対策が必須になります。
 一般に予後は悪くない病気ですが、実はステロイド療法がどの程度長期予後を改善するかについては十分な臨床成績はありません。また、十分に有効性が確認された他の治療法はありませんが、ステロイド療法の効きめが悪い症例では、時に関節リウマチに使われるメトトレキサートのような免疫抑制薬が使われることがあります。