【図解付き】腎臓・泌尿器のしくみとはたらき・尿を排泄する経路

泌尿器とは、体内の有害な物質や不用な成分を排泄し、血液を調節するためのネットワークです。腎臓をはじめとする複数の臓器から成り立っています。


  • 出典:株式会社法研「からだと病気のしくみ図鑑」
  • 監修:川上 正舒 自治医科大学名誉教授 地域医療振興協会練馬光が丘病院 院長
  •    野田 泰子 自治医科大学医学部解剖学部門 教授
  •    矢田 俊彦 自治医科大学医学部生理学講座統合生理学部門 教授

図解-尿を排泄する経路-尿管・膀胱・尿道

腎臓から尿道まで

泌尿器とは、心臓から送り出された血液から余分な水や老廃物をこしとり、尿として排泄するまでのしくみにかかわる器官をいいます。

具体的には尿をつくる腎臓、腎臓でつくられた尿を運ぶ尿管、尿を一時ためておく膀胱、尿を体外へ排出する尿道からなり立っています。

男性と女性とでは、尿道のつくりが異なります。男性の尿道は長さが16~25㎝ほどあり、排尿と射精の2つの役割を担っています。一方、女性の尿道は長さが3~5㎝ほどと短く、その役割は排尿だけです。

男女ともに、膀胱の出口付近には"内括約筋"と"外括約筋"という筋肉があり、2つの括約筋が収縮することで尿のもれを防いでいます。

尿の元は1日に約150~200Lもつくられている

心臓から腎臓へ送られた血液は、「糸球体」の毛細血管に流れ込み、分子の大きい赤血球やたんぱく質などはここでろ過されます。分子の小さい水やブドウ糖、アミノ酸、カリウム、ナトリウム、尿酸、クレアチニンなどの老廃物は原尿(尿のもと)となり、糸球体から続く「尿細管」に送られます。糸球体では、1日約150~200Lもの原尿がつくられますが、実際に尿として排出されるのは原尿の約1%ほどです。


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