【図解付き】免疫機能不全による病気(膠原病、全身性エリテマトーデス)など

循環器の―One Point Column 免疫機能が正常にはたらかず、外敵からからだの防御ができなくなると感染症などの病気を引き起こします。


  • 出典:株式会社法研「からだと病気のしくみ図鑑」
  • 監修:川上 正舒 自治医科大学名誉教授 地域医療振興協会練馬光が丘病院 院長
  •    野田 泰子 自治医科大学医学部解剖学部門 教授
  •    矢田 俊彦 自治医科大学医学部生理学講座統合生理学部門 教授

図解-免疫機能不全による病気

膠原病

膠原病とは全身の関節、血管、内臓など、広範囲に障害をおこす病気です。

血液中の抗体が、正常にはたらかず、自分の細胞に反応するなど異常な振るまいで自らの組織を攻撃し、発病すると考えられています。

発熱、倦怠感、関節痛や、手足の動脈に血流が不足して、冷感や皮膚の色が変化するレイノー現象などを伴います。

病状は慢性化し、一進一退を続けながら、重症の場合は死に至ることもあります。現在でも正確な原因の解明はされておらず、治療法などもみつけられていない難病です。

全身性エリテマトーデス

膠原病の一種として考えられている病気です。全身の臓器に原因不明の炎症がおこり、その独特の形から蝶形紅斑と呼ばれる頬から鼻にかけての紅斑や、全身にじんましん、紫斑、皮膚腫瘍などが現れます。

発生頻度は圧倒的に女性に多く、男女比は1:10程度。日本には約5~7万人くらいの患者がいます。また若年層に頻発し、20歳~30歳代の出産可能な若い年代での発症が多いことから、女性ホルモンとのかかわりがあると考えられています。

発症の原因はウイルス感染のほか、日光に当たること、外科手術、妊娠、ストレスなどです。


その他の記事 - 循環器
その他の章の記事 - からだと病気のしくみ図鑑