子供の症状について

子どもの体は、大人の体をただ小さくしたものではありません。同じ病気にかかっても、大人の場合がそのまま子どもにあてはまるわけではありません。病気から体を守る免疫力も大人のように十分に備わっていませんし、病気のはじまりも急で、経過も早いことが多いのです。加えて、子どもの月齢や年齢によって特有のいろいろな病気のあることも、十分に知っておく必要があります。ここでは、子どもによく起こる主な症状と病気についてみていきましょう。

おなかを痛がっていても比較的元気があり、全身状態がよい場合は、一度は診察を受ける必要はありますが、一般的には緊急性は少ないといえます。

腹痛に伴う症状では、とくに熱、吐き気、嘔吐、下痢、便の性状、顔色などが重要です。嘔吐や下痢があり、口から水分がとれない時や、血便が出てチアノーゼ(唇、爪、指先などが紫色になること)がみられる時は、急いで専門医に診てもらわなければなりません。

腸重積症は2歳以下、とくに生後4カ月から1歳までの乳児に起こりやすい緊急性の高い病気です。腹痛や嘔吐、不機嫌、急に激しく泣いては治まる間欠的啼泣てい/きゅう、脱水、粘血便、ショック症状などが重なって現れ、続くようなら、夜間でも救急外来を受診する必要があります。

子供の腹痛から考えられる主な病気

嘔吐

気になる症状 疑われる病気名
発熱
タール便、新鮮血便、貧血、腹部膨満
繰り返す腹痛(とくに脂っこい食事のあと)・嘔吐・発熱
上腹部痛から強い右下腹部痛へ
血便、下痢、意識障害
5歳以下、おなかのしこり、貧血、頻尿、足の麻痺、呼吸困難
2歳以下、不機嫌、急に激しく泣いては治まる、血便、脱水、腹部膨隆
吐血、タール便、貧血
少なくとも1カ月に1回、3カ月以上続く腹痛、痛みは1時間以内に治まる
血便、手足の紫斑、関節痛
便秘、腹部膨満・膨隆
その他