赤ちゃんが便秘のときの対応-乳幼児の[下痢・便秘]対処法


  • 出典:株式会社法研「らくらく育児百科」
  • 総監修:細谷 亮太 聖路加国際病院特別顧問 小児総合医療センター長

 水分が少なく、固くて回数が少なく、赤ちゃんが苦しそうな状態なら便秘です。2~3日便が出なくても、普通のかたさで、あまりいきまなくても出るようなら便秘と考えなくてもよいでしょう。

浣腸ですっきり

 綿棒をベビーローションや薬用のオリーブオイルで湿らせて、赤ちゃんの肛門の周りをちょんちょんと刺激してやります。こうするだけで便が出てくることもあります。出ないときは、綿棒の先を1.5cmくらい肛門の中に入れてゆっくりと回します。

 幼児では、綿棒でダメなら、市販のチューブ式浣腸を使ってもよいでしょう。これは、便をやわらかくするグリセリンを肛門から入れるものです。浣腸をした後は、ティッシュペーパーなどで、肛門をしばらく、押さえておきます。刺激によってうんちが勢いよく出てくることもありますから、新聞紙などを敷いた上で行いましょう。

 便秘ぎみだった赤ちゃんや幼児も、成長とともにおなかの筋肉が発達してくると、自力で、いきんで出すことが自然にできるようになります。

赤ちゃんの便秘・浣腸

「の」の字マッサージ

 腸の運動を助けるために、時計回りにおなかのマッサージをしてあげましょう。

 おへそを中心に「の」の字を書くように指先で押してやります。初めは小さく回して、徐々に大きな「の」の字にしていきます。

 薬を使わない安全な方法として、妊婦や高齢者の便秘にもおすすめです。

赤ちゃんの便秘・「の」の字マッサージ

まず食生活をチェック

 便秘がちな赤ちゃんや幼児では、食事や水分の量が足りていないことがあります。きちんと、朝、昼、晩と規則正しく食べていますか。離乳期が終わった幼児なら、かぼちゃ、にんじん、さつまいも、きのこ類など食物繊維の多い野菜、炭水化物の量を増やすようにしましょう。

 マルツエキスやプルーン、パイナップルも、便をやわらかくする効果があります。

 果汁や砂糖水を飲ませたり、野菜や果物をたくさん食べさせることも効きめがあります。

赤ちゃんの便秘・食生活をチェック


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