こんなときのひきつけは、心配いりません-乳幼児の[ひきつけ]対処法


  • 出典:株式会社法研「らくらく育児百科」
  • 総監修:細谷 亮太 聖路加国際病院特別顧問 小児総合医療センター長

憤怒けいれん(泣き入りひきつけ)

 心配のないけいれんの一つとして泣いたときに起こる「憤怒けいれん」があります。6か月ぐらいから1歳半ぐらいまでに起こりやすいものですが、それ以降は自然とおさまります。

*症状

 激しく泣いたり、小刻みに泣いたりして息を吸い込んだまま、一時的に息がとまってしまいます。しだいに顔色が悪くなり、くちびるが紫色になる「チアノーゼ」という状態になり、失神してしまう場合もあります。しばらくすると息を吐き出し、再び泣きだすと顔色はピンクに戻ります。

 一度起こると何度も繰り返すことがあります。一度受診して、てんかんなどの病気がないかを確認しておくと安心です。

泣き入りひきつけの症状

熱性けいれん

 赤ちゃんや幼児が起こす、ひきつけのほとんどは、熱性けいれんです。38℃以上の熱が急に出たときに起こりやすく、ひきつけたあとに、さらに熱が上がることもあります。熱性けいれんを1回起こすと、熱が出るたびに何回か繰り返す赤ちゃんや幼児もいます。

*症状

 両方の手足をつっ張らせて意識をなくし、名前を呼んでも反応しなくなります。このような状態は2~3分でおさまります。長くても、15分以上続くことはありません。

 熱性けいれんの発作は、生命にかかわることは、まずありません。落ち着いて、赤ちゃんや幼児のようすをよく見て、ひきつけが起きている時間を測っておきましょう。ほかのひきつけを起こす病気と区別がついて、安心の目安になります。

熱性けいれんの症状- 


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