呼吸のようすをチェックして病気を見分ける-乳幼児の[せき・鼻水・のどの病気]対処法


  • 出典:株式会社法研「らくらく育児百科」
  • 総監修:細谷 亮太 聖路加国際病院特別顧問 小児総合医療センター長

 夜、眠っている赤ちゃんや幼児が激しくせきこんだり、ゼーゼー、ヒューヒューと苦しそうな息をしているととても心配です。せきや鼻水は、呼吸器系の病気のサインを見分ける大切な手がかりです。病気の進み具合によっても、せきのようすはいろいろ変わります。呼吸のようすをじゅうぶんにチェックしましょう。

 赤ちゃんや幼児の呼吸器(鼻からのどを通って肺の入り口まで続く空気の通り道)は、とても小さくて、気道も細く、大人の3分の1くらいの太さしかありません。そのため、呼吸器粘膜も敏感で、温度や湿度のちょっとした変化が刺激になって、クシャミが出たり、鼻がつまったりします。

 ほこりや煙に対しても大人より敏感に反応して、せきが出ます。1日数回軽いせきをする程度、またある程度続いても、赤ちゃんの顔色がよく、元気もあるようなら心配はないでしょう。

 家庭ではむやみにせき止め薬を使わず、赤ちゃんや幼児が楽に呼吸ができるような環境を作ってあげましょう。

 せきはのどに入った異物を外に出すために起こる反射作用です。軽いせきは痰やのどに落ちた鼻水、水などの分泌物を排出するための生理的な作用です。

 ウイルスや細菌は、のどや鼻の奥の粘膜から入り込むことが多いので、のどや鼻の病気はたくさんあります。

 言葉がしゃべれない小さい子どもは、のどや鼻の奥の痛みや異常感を訴えることができないため、不きげんであったり、食欲不振がある場合もあります。気になるときは、のどをのぞいてみましょう。

呼吸のようすをチェックして病気を見分けるイラスト1

 鼻 口 口頭蓋(こうとうがい) 気管 肺 咽頭(いんとう) 食道 気管支



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