扁桃炎、アデノイドの症状・特徴。慢性症状があるときは、専門医を


  • 出典:株式会社法研「らくらく育児百科」
  • 総監修:細谷 亮太 聖路加国際病院特別顧問 小児総合医療センター長

 扁桃(へんとう)炎になると高熱が出て、のどが赤く腫れます。扁桃炎やアデノイドの慢性症状があるときは、専門医を受診しましょう。

扁桃炎

のどの腫れ・高熱

*症状

 のどの両側にある口(こう)蓋(がい)扁桃(へんとう)が炎症を起こした病気です。ブドウ球菌などの細菌やウイルスが原因です。

 アデノイドと同じように、口蓋扁桃も、幼児期は大きくなるので、炎症を起こしやすいのです。

 38℃以上の高熱が出て、のどが赤く腫れ、とても痛がります。ひどくなると、扁桃に黄白色の膿がたまることがあり、首のリンパ節も腫れます。

*手当て

 扁桃炎を何度も繰り返す幼児もいますが、そのたびに、医師にきちんと診察してもらいましょう。

 扁桃がほかの子と比べて大きいからといって、それだけで炎症を起こしやすいわけではありません。

 睡眠時の無呼吸や食べものを飲み込むときに支障がなければ、9~10歳ころまではようすを見ましょう。

大きいアデノイド

いびきなど

*症状

 アデノイドとは、のどちんこ(口(こう)蓋垂(がいすい))のもっと奥になる咽頭(いんとう)扁桃(へんとう)のことです。アデノイドは口や鼻から入ってくる細菌やウイルスをくい止める役目をします。

 幼児期に大きくなり始めますが、6~7歳ころが大きさのピークで、それ以降はだんだん小さくなってきます。

 幼児期は、だれでもアデノイドが大きいのですが、そのために、いびきをかいたり、中耳炎の原因になったりすることもあります。

赤ちゃん・乳幼児の口蓋扁桃とアデノイド

 口蓋扁桃 アデノイド(咽頭扁桃)


*手当て

 アデノイドが多少大きくても、いびきなどの症状が軽いものであれば、6~7歳くらいまでようすを見ましょう。

 ただし、睡眠時に無呼吸発作があったり、滲出性(しんしゅつせい)中耳炎がひどいときには、医師と相談してみましょう。


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