目の病気の症状と特徴-乳幼児[目の病気]対処法


  • 出典:株式会社法研「らくらく育児百科」
  • 総監修:細谷 亮太 聖路加国際病院特別顧問 小児総合医療センター長

鼻涙管閉塞

寝起きの目やにがひどい

*症状

 目に分泌された涙は、目から鼻に抜ける鼻涙管を通って排出されます。涙の分泌は、生まれて3か月くらいまでにしだいに増えていくので、鼻涙管の詰まり(閉塞)があると目やにが増えていきます。

*手当て

 朝起きて目やにがたまっていたら、お湯に浸した清潔なガーゼで、やさしく拭き取りましょう。目が腫れたり、赤くなったり、目頭を押すと膿が出てくるようなら、眼科を受診します。

逆さまつ毛

目やにがたくさん出る

*症状

 赤ちゃんは、ほほにぷっくりと脂肪がついているので、まつ毛が内向きになりやすいのが特徴です。でも、赤ちゃんのまつ毛はとてもやわらかいので、逆さまつ毛で、たくさん目やにが出ても、角膜に傷をつける心配はそれほどありません。

 また、1~2歳になると、頬の脂肪が少なくなって逆さまつ毛の状態は改善し、目を刺激しないようになります。

*手当て

 3歳になっても、逆さまつ毛が治らないときは、まつ毛の向きを変える手術をする方法があります。まれに、角膜に傷がつく赤ちゃんもいます。目やにが多いうえに、日差しを見ると異常にまぶしがるようなときは、すぐに手術が必要です。

目の病気の症状と特徴イラスト1

結膜炎

目が充血して、ひどい目やに

*症状

 結膜は、細菌やウイルスなどの感染、外からの刺激から目を守る役目をしています。結膜が、強い感染力のある細菌、ウイルスのために炎症を起こしたものが結膜炎です。

 目が真っ赤に充血して、朝、目が開かないほどの目やにが出ます。目やにの中には細菌やウイルスが入っていて感染力も強いので、目を触った手からママやパパに感染する恐れがあります。

 結膜炎があるときは、赤ちゃんをケアした手をきちんと洗い、タオルも別々に使うようにします。

*手当て

 眼科を受診すると、抗生物質の入った目薬や軟こうが処方されます。市販の目薬は、防腐剤や刺激の強い薬剤を含んでいるので、赤ちゃんや幼児には、使わないようにしましょう。


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