シェーグレン症候群とは、スウェーデンの眼科医ヘンリック・シェーグレンにより発見された膠原病(こうげんびょう)です。涙腺の障害によるドライアイ、唾液腺の障害によるドライマウスなどの外分泌腺の障害が主症状です。

シェーグレン症候群とはどんな病気?

自己免疫疾患 といわれる病気のひとつです。免疫とは、異物やウイルス・細菌などから体を守るために備わった機構で、それらが体に進入した場合などに、自分以外のものと認識し、攻撃・排除するようにできています。この免疫機構が何らかの原因により異常を来し、本来ならば認識しない 自己の体の一部を非自己と認識し、破壊・排除する ようになったために生じる病気です。

シェーグレン症候群では、唾液腺や涙腺(るいせん)に代表される、外分泌腺が標的になります。

シェーグレン症候群の症状とは?

○目の乾燥(ドライアイ)
・ 涙が出ない ・ 目がころころする ・ 目がかゆい ・ 目が痛い ・ 目が疲れる ・ 物がよくみえない ・ まぶしい ・ 目やにがたまる ・ 悲しい時でも涙が出ないなど。

○口の乾燥
・ 口が渇く ・ 唾液が出ない ・ 摂食時によく水を飲む ・ 口が渇いて日常会話が続けられない ・ 味がよくわからない ・ 口内が痛む ・ 外出時水筒を持ち歩く・夜間に飲水のために起きる・虫歯が多くなったなど。

○鼻腔の乾燥
・ 鼻が渇く ・ 鼻の中にかさぶたが出来る ・ 鼻出血があるなど。

○その他
・ 唾液腺の腫れと痛み ・ 息切れ ・ 熱が出る ・ 関節痛 ・ 毛が抜ける ・ 肌荒れ ・ 夜間の頻尿 ・ 紫斑 ・ 皮疹 ・ レイノー現象 ・ アレルギー ・ 日光過敏 ・ 膣乾燥(性交不快感)など。

・ 全身症状として  疲労感 ・ 記憶力低下 ・ 頭痛は特に多い症状で、 めまい ・ 集中力の低下 ・ 気分が移りやすい ・ うつ傾向などもよくあります。

※難病情報センターホームページ(2017年5月現在)から引用

シェーグレン症候群の治療方法とは?

根本的な治療法はありません。 涙の減少に対しては点眼薬が使用されます。唾液の分泌障害に対しては、腺の破壊の程度により、分泌機能が残っている例には残存腺の分泌を亢進させるための薬剤投与が行われます。破壊が進行し、この薬剤の効果が得られない場合は、人工唾液という唾液の代わりになる液体の口腔内噴霧(ふんむ)が適宜使用されます。

舌炎や真菌症に対してはそれぞれに合った治療が行われます。細菌感染による急性の唾液腺炎が生じた場合は、抗生剤の投与も必要です。

まれに悪性リンパ腫という腫瘍に進むこともあるため、唾液腺のはれが急激に大きくなるようであれば、腫瘍化も念頭に入れておく必要があります。

シェーグレン症候群の詳細

 全身の外分泌腺(涙や唾液(だえき)などを分泌する腺)が、自己の免疫機構の異常により壊れていく病気です。本症のみを発症する場合と、リウマチなど他の同類疾患を合併する場合があります。多くは中年女性に発症...
 スウェーデンの眼科医ヘンリック・シェーグレンにより発見された膠原病(こうげんびょう)です。涙腺の障害によるドライアイ(眼の乾燥)、唾液腺の障害によるドライマウス(口腔乾燥症)などの外分泌腺の障害が主...
 シェーグレン症候群(SS)は、歴史的には1930年にスウェーデンの眼科医シェーグレンによる関節リウマチ(RA)を合併した乾燥性角結膜炎(かんそうせいかくけつまくえん)の報告が最初です。1933年にド...

シェーグレン症候群関連リンク

goo検索で調べよう