血管腫,イチゴ状血管腫,赤ぶどう酒様血管腫,その他の詳細

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現在、日本で慣習的に血管腫と呼んでいるものは、性質の異なる2つの疾患群に分けられます。ひとつは、イチゴ状血管腫のように血管を構成する細胞の増殖を本体とする病変であり、真の意味の血管腫です。
もうひとつは、赤ぶどう酒様血管腫のように細胞の増殖を伴わない血管の構造上の異常で、血管奇形と呼ぶべきものです。後者は基本的には生まれつきみられ、その後大きな変化はありません。

チゴ状血管腫・赤ぶどう酒様血管腫の原因

イチゴ状血管腫 は、胎児期の発達段階にある血管を構成する細胞が何らかの原因で残り、出生後、母親から受けていた増殖抑制因子が欠乏して増殖するのではないかという考えがあります。

赤ぶどう酒様血管腫
などの細胞の増殖を伴わない血管腫は、発生段階における血管の形成異常であり、 腫瘍というよりはむしろ母斑(ぼはん)(あざ)の一種 と考えるべきものです。

イチゴ状血管腫・赤ぶどう酒様血管腫の症状

イチゴ状血管腫は、出生時にはわずかに赤いか無症状で、 生後数週で急速に隆起し、増大 します。表面はいちごのように鮮紅色を示す場合が多いのですが、色調には変化がないこともあります。また、その名のとおり表面がこぶ状に隆起するものは3割程度で、6割近くは軽度に隆起するだけです。

赤ぶどう酒様血管腫 は生まれつきある隆起しない赤い皮疹(ひしん)で、 赤あざ と呼ばれているものです。顔面に最も多くみられますが、体のいずれの部位にも発生します。赤あざは子どもの成長に比例して面積を増しますが、それ以上に拡大することはありません。

 眼の周囲に赤あざがみられる場合には、緑内障 (りょくないしょう)などの眼症状、てんかん などの脳神経症状を合併する場合があります(スタージ・ウェーバー病 )。また、四肢の赤あざでは成長とともに患肢の肥大・延長、静脈瘤 (じょうみゃくりゅう)、動静脈瘻(ろう)などが明らかになる場合があります(クリッペル・ウェーバー病 )。

 赤あざに類似した皮疹は、新生児の額や項(うなじ)の中心部にしばしば現れます。新生児の30〜50%にみられますが、自然に消えていく傾向が強く、1〜2歳までに大部分は消失します。これは サーモンパッチ と呼ばれ、赤ぶどう酒様血管腫とは区別されます。しかし、項に発生したものは ウンナ母斑(ぼはん) と呼ばれ、約50%は大人になっても残ります。