特発性血小板減少性紫斑病の詳細

 特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は後天性の血小板減少に基づく出血性疾患のひとつです。小児では発症から6カ月以内に血小板の数が正常化する急性型が80〜90%を占め、6カ月以上血小板の減少が続く慢性型...
 特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は、血小板に対する自己抗体(自分の体を攻撃してしまう免疫物質)が血小板に結合した結果、網内系(もうないけい)細胞である組織マクロファージにより貪食(どんしょく)、破...
 明らかな基礎疾患や原因薬剤の関与もなく発症し、血小板数が減るため、さまざまな出血症状を引き起こす病気のことをいいます。慢性型と急性型とがあり、急性型は小児に多く、急激に発症します。一方、慢性型は20...

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特発性血小板減少性紫斑病明らかな基礎疾患や原因薬剤の関与もなく発症し、血小板数が減るため、さまざまな出血症状を引き起こす病気のことをいいます。慢性型と急性型とがあり、急性型は小児に多く、急激に発症します。一方、慢性型は20〜40歳の女性に多く、徐々に発症します。 日本の年間発生は1000〜2000人、男女比は約1対2で、女性に多い疾患です。ITPによる死亡率は5%以下で、頭蓋内(ずがいない)出血および腹腔内(ふくくうない)出血が主な死因です。自然寛解(かんかい)も数%報告されています。
本疾患は、厚生労働省の特定疾患に指定されていて、申請受理により医療費補助が受けられます。

血小板の役割とは?

血液の成分(細胞・血漿)と役割

血液は赤血球、白血球、リンパ球、血小板を含めた有形成分(細胞)が40~45%、液体成分の血漿が55~60%で構成されています。有形成分は、ほとんどが赤血球であり、白血球やリンパ球、血小板は1%程度しか含まれていません。

血液は心臓から血管を流れて、からだのすみずみまで酸素と栄養を運び、二酸化炭素や老廃物を回収して、再び心臓へ戻ってきます。

また、血液は体内に侵入してきたウイルスや細菌を白血球で撃退したり(免疫構造)、血管壁が破損したときに凝固して破損個所を修復したりします。さらには、各器官のはたらきを調整するための“情報伝達“の役目も担っています。

血小板の役割

血小板は核のない細胞で、骨髄のなかにある細胞、巨核球の一部がちぎれた断片からできています。通常は円形をしていますが、活動するときには突起を出して形を変化させます。

血小板は損傷部分から血液の流出(出血)があると損傷部位に集まり、一時的に傷口をふさぎます。

その後、血液中のたんぱく質である“フィブリノーゲン“が糸状のフィブリンに変化し、そこに赤血球や白血球がからみついて、血液のかたまりをつくります。さらに血漿のなかにある凝固因子に働きかけて止血します。