分娩麻痺の詳細

新生児が出生直後から上肢を動かさない病気です。肩にまったく力が入らず、肘を曲げずに上肢全体をだらっとさせています。重症例では手指もまったく動きませんが、軽症例では手指は動いています。
上肢を動かす...

分娩時に腕の神経が損傷を受け、麻痺が生じたものです。
分娩時に横隔膜神経が損傷を受け、横隔膜の運動が損なわれるために呼吸障害を起こす病気です。
分娩時に顔面神経が損傷を受けたために、顔面筋の麻痺...
分娩麻痺関連リンク
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分娩麻痺とは、新生児が出生直後から上肢を動かさない病気です。肩にまったく力が入らず、肘を曲げずに上肢全体をだらっとさせています。重症例では手指もまったく動きませんが、軽症例では手指は動いています。
上肢を動かす神経は、大脳から脊髄を通って末梢神経となり、手に向かいます。その途中、神経は頸部から鎖骨のあたりで腕神経叢(わんしんけいそう)という複雑な神経網を形成しますが、分娩麻痺はその部分で生じる分娩外傷(分娩時に生じる外傷)のひとつと考えられています。
上肢を動かす神経は、大脳から脊髄を通って末梢神経となり、手に向かいます。その途中、神経は頸部から鎖骨のあたりで腕神経叢(わんしんけいそう)という複雑な神経網を形成しますが、分娩麻痺はその部分で生じる分娩外傷(分娩時に生じる外傷)のひとつと考えられています。
末梢神経とは
判断や思考などの知的な活動や、呼吸など体内で営まれる生命活動、あるいは歩く、走るといった運動は、人体の情報処理システム「神経系」によってコントロールされています。
この情報処理システムは、脳・脊髄からなる中枢神経と、中枢神経とからだの各部を結ぶ情報連絡路である末梢神経によって支えられています。