鼓膜損傷の詳細

 鼓膜がいろいろな外傷により穿孔(せんこう)(孔(あな)があくこと)を起こした状態をいいます(図20)。
 鼓膜は、皮膚、結合織(けつごうしき)の線維層、粘膜の3層からなる丈夫な膜で、空気の振動を、人体で最も小さい骨である耳小骨(じしょうこつ)を介して内耳に伝えます。この鼓膜に、綿棒などで外力が直接加わり...

鼓膜損傷関連リンク

goo検索で調べよう

鼓膜は、皮膚、結合織(けつごうしき)の線維層、粘膜の3層からなる丈夫な膜で、空気の振動を、人体で最も小さい骨である耳小骨(じしょうこつ)を介して内耳に伝えます。この鼓膜に、綿棒などで外力が直接加わり傷をつけたり、気圧変動などを介して間接的に傷がついた状態が鼓膜損傷です。

鼓膜はどこにあるの?~音を聞くしくみ

外界から聞こえてくる音は、耳介で集められ、外耳道を通って、鼓膜まで伝わってきます。この段階では、音はまだ「空気の振動」として伝わっています。

空気の振動は鼓膜を震わせ、中耳にある耳小骨(ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨)でその振動を30倍以上に拡大して、内耳へ伝えます。

中耳から伝わってきた空気の振動は、内耳の蝸牛で内リンパ液の振動となり、蓋膜と有毛細胞を動かすことで刺激された有毛細胞から電気信号が発生し、その信号が脳(大脳の聴覚野)へ伝わることで、音として認識されます。