アテネジンの効能・用量・副作用など

アテネジンの特徴

パーキンソン症候群は,振戦麻痺(しんせんまひ)とも呼ばれる神経系の病気です。中年後期に発病することが多く,脳血管障害のあとでおこることが多いものです。脳炎の後遺症としておこるものは小児にもあります。
まず,手・腕・足などにふるえがおこり,ついで頭が律動的にうなずくこともあります。丸薬を親指と他の指でまるめるような動作は象徴的な不随意運動です。動いているときよりも休んでいるときの方がおこりやすいのですが,寝ているときにはみられません。
進行すると顔面がひきつるようになり,無表情になることが多くなります。しだいに歩くことが困難になりますが,病気が進行する前に作業療法や理学療法をすることが大切です。薬だけにたよるのではなく,家族全体ではげますことが必要です。
またこれらの症状は,抗精神病薬の副作用としておこる場合も少なくありません。
パーキンソン症候群に対する本剤の作用機序はまだ十分に解明されていません。ドパミンの放出促進作用・再取り込み抑制作用・合成促進作用によりドパミン作動ニューロンの活性が高められ,主としてドパミン作動神経系の活動を亢進することにより効果を示すと考えられています。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 パーキンソン症候群の薬 > アマンタジン塩酸塩 > アマンタジン塩酸塩
形状 錠剤 
同じ分類の薬 アキネトン   アーテン   イーシー・ドパール配合錠   エフピーOD   ジェネリック薬: アマンタジン塩酸塩  

アテネジン メーカー別薬価など

会社 鶴原製薬
保険薬価 細粒剤10% 1g 8.00円
錠剤100mg 1錠 7.30円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
TSU 011 100mg
本体コード:
TSU 011
会社 日本ジェネリック
鶴原製薬
保険薬価 錠剤50mg 1錠 5.80円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
TSU 010 50mg
本体コード:
010


アテネジンの効能・効果

パーキンソン症候群/A型インフルエンザウイルス感染症/脳梗塞後遺症に伴う意欲・自発性低下の改善

アテネジンの用法・用量

1日100mg(1~2回に分けて服用)からはじめ,1週間後に維持量として1日200mg(2回に分けて服用)。1日300mg(3回に分けて服用)まで増量できる。A型インフルエンザウイルス感染症:1日100mgを1~2回に分けて服用。脳梗塞後遺症:1日100~150mgを2~3回に分けて服用。

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アテネジンの使用上の注意と副作用

警告

①てんかんまたはその前歴のある人,けいれんの素因のある人が本剤を服用すると,発作を誘発・悪化させることがあるので十分に注意してください。
②A型インフルエンザウイルス感染症の人が本剤を服用すると,自殺企図をおこしたとの報告があるので,服用に際しては医師と十分に話し合ってください。
③本剤には催奇形性が疑われる症例報告があり,また,動物実験による催奇形性の報告があるので,妊婦または妊娠している可能性のある女性は服用してはいけません。

基本的注意

*アマンタジン塩酸塩(シンメトレル)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/妊婦または妊娠している可能性のある人,授乳婦/透析を必要とする重い腎障害
(2)慎重に服用すべき場合……心血管疾患(うっ血性心疾患など),末梢性浮腫/腎機能障害/肝機能障害/低血圧/精神疾患/閉塞性隅角緑内障/高齢者
(3)服用の中止……本剤を「脳梗塞後遺症に伴う意欲・自発性低下の改善」のために12週間服用しても効果がみられないときは,服用が中止になります。
(4)服用の急な中止……服用を急に中止すると,パーキンソン症状が悪化することがあります。自己判断で中止しないでください。
(5)周囲の配慮……パーキンソン症候群の人が服用すると,抑うつ症状が現れる場合があり,自殺企図の危険が伴います。周囲の人は,注意深く観察することが必要です。
(6)悪性症候群……本剤の服用によって悪性症候群がおこることがあります。無動緘黙(かんもく)〈緘黙=無言症〉,強度の筋強剛, 嚥下(えんげ)困難, 頻脈, 血圧の変動, 発汗などが発現し,引き続いて発熱がみられたら, 服用を中止して体を冷やす, 水分を補給するなどして,ただちに処方医へ連絡してください。
(7)危険作業は中止……本剤を服用すると,めまい,ふらつき,立ちくらみ,霧視などがおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(8)その他……
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①悪性症候群(高熱,意識障害,高度の筋硬直,不随意運動,ショック症状など)。②視力低下を伴うびまん性表在性角膜炎,角膜浮腫様症状。③心不全。④肝機能障害。⑤腎機能障害。⑥昏睡を含む意識障害,幻覚・妄想・せん妄・錯乱などの精神障害,けいれん,ミオクローヌス。⑦皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死融解症(TEN)。⑧横紋筋融解症(筋肉痛,脱力感など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,多形滲出性紅斑,光線過敏症)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……幻覚,せん妄,妄想,不安,気分高揚,激越,失調,悪夢,興奮,めまい,頭痛・頭重,神経過敏,集中力障害,不随意運動,睡眠障害,眠け,欲動亢進,言語障害,歩行障害の悪化,抑うつ,失見当識,躁(そう)状態/視調節障害(霧視など)/便秘,下痢,食欲不振,悪心・嘔吐,腹痛/口渇,立ちくらみ,排尿障害/動悸/低体温,脱力感・倦怠感,発汗,下肢のむくみ,胸痛
(3)検査などでわかる副作用……血圧低下/AST・ALT・AL-P上昇/BUN・クレアチニン上昇,白血球減少

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)併用すると幻覚,睡眠障害などの精神神経系の副作用が強まる薬剤……他のパーキンソン病薬(抗コリン性パーキンソン症候群治療薬抗コリン性パーキンソン症候群治療薬,レボドパドパミン前駆物質(レボドパ),プラミペキソール塩酸塩水和物ドパミン受容体作動薬,タリペキソール塩酸塩ドパミン受容体作動薬,ドロキシドパドロキシドパ),中枢興奮薬(メタンフェタミンなど),食欲抑制剤(マジンドールマジンドール)
(2)併用すると本剤の作用を強める薬剤……チアジド系利尿薬チアジド系薬剤,カリウム保持性利尿薬スピロノラクトントリアムテレン
(3)併用するとジスキネジー,幻覚などの副作用が強まる薬剤……抗パーキンソン病薬(プラミペキソール塩酸塩水和物ドパミン受容体作動薬)
(4)併用すると相互に作用が強まる薬剤……NMDA受容体拮抗薬(メマンチン塩酸塩認知症治療薬(2)など)

アテネジン - PC

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