アバスチン点滴静注用の効能・用量・副作用など
出典:株式会社法研発行 「医者からもらった薬がわかる本」 特定非営利活動法人 医薬制度研究会 著
薬剤師:五十川 亘|鵜飼 繁|谷口 英一|安田 實|山口 佳久|清水 通彦|澤木 仁史 |山森達浩|浦晋一郎
アバスチン点滴静注用の特徴
分子標的治療薬の作用には,シグナル伝達阻害,血管新生阻害,細胞周期調節などがありますが,本剤は世界で初めての血管新生阻害薬です。がん細胞は栄養を効率よく取り入れるために新しい血管をつくっていますが,本剤は血管新生に必要なVEGF(血管内皮増殖因子)と呼ばれるタンパク質を標的として結合することで血管新生を阻害し,がん細胞を兵糧攻めにして増殖を抑制します。
処方薬/市販薬 (OTC) | 処方薬 |
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分類 | 分子標的治療薬 > ベバシズマブ(遺伝子組み換え) > ベバシズマブ(遺伝子組み換え) |
形状 | 注射用剤 |
同じ分類の薬 | アドセトリス点滴静注用 アーゼラ点滴静注液 アービタックス注射液 エムプリシティ点滴静注用 オプジーボ点滴静注 |
アバスチン点滴静注用 メーカー別薬価など
会社 |
中外製薬 |
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保険薬価 |
注射用剤100mg4mL 1瓶 41,738.00円 注射用剤400mg16mL 1瓶 158,942.00円 |
ジェネ リック |
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識別 コード 薬の包装材や本体に数字・記号で記載 |
アバスチン点滴静注用の効能・効果
治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がん/切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(扁平上皮がんを除く)/手術不能または再発乳がん/卵巣がん/進行または再発の子宮頸がん/悪性神経膠腫(こうしゅ)