アプルウェイの効能・用量・副作用など

アプルウェイの特徴

本剤を選択的SGLT2阻害薬といいます。日本では2014年4月の発売以降,多くの種類の薬剤が販売されています。
SGLTは細胞表面に存在する膜タンパク質で,ブドウ糖(グルコース)の細胞内への輸送を司っています。SGLT2はSGLTのサブタイプの一つで,腎臓近位尿細管でのブドウ糖の再吸収において重要な役割を担っています。本剤はこのSGLT2を選択的に阻害することでブドウ糖の再吸収を抑制し,血液中の過剰なブドウ糖を体外に排出して血糖値を下げます。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 糖尿病の内服薬 > 選択的SGLT2阻害薬 > トホグリフロジン水和物
形状 錠剤 
同じ分類の薬 アクトス   アクトスOD   アベマイド   ジェネリック薬: アカルボース   アカルボースOD  

アプルウェイ メーカー別薬価など

会社 サノフィ
保険薬価 錠剤20mg 1錠 203.90円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
sa TOP 20
本体コード:
sa TOF


アプルウェイの効能・効果

2型糖尿病

アプルウェイの用法・用量

1日1回20mgを朝食前または朝食後に服用。

アプルウェイの使用上の注意と副作用

基本的注意

*イプラグリフロジン L-プロリン(スーグラ),カナグリフロジン水和物(カナグル)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/重症ケトーシス,糖尿病性昏睡または前昏睡/重症感染症,手術前後,重篤な外傷のある人
(2)慎重に服用すべき場合……脳下垂体機能不全または副腎機能不全/栄養不良状態,飢餓状態,食事摂取量の不足または衰弱状態,不規則な食事摂取をしている人/激しい筋肉運動をする人/過度のアルコール摂取者/他の糖尿病用薬(特にスルフォニルウレア系製剤糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系),速効型インスリン分泌促進薬速効型食後血糖降下薬,インスリン製剤糖尿病治療薬(1)(インスリン製剤))の使用中/尿路感染・性器感染のある人/脱水をおこしやすい人(血糖コントロールが極めて不良の人,高齢者,利尿薬を併用している人など)
[イプラグリフロジン L-プロリン]るいそう(やせ)/重い肝機能障害
[カナグリフロジン水和物]心不全(NYHA心機能分類Ⅳ)
(3)定期検査……①本剤の服用中は血糖値などを定期的に検査し,薬剤の効果を確かめ,3カ月服用しても効果が不十分な場合には,より適切な治療法へ変更することがあります。②本剤の服用により腎臓の機能が低下することがあるため,腎機能を定期的に検査します。
(4)感染症……本剤の服用によって尿路感染をおこし,腎盂腎炎,敗血症などの重篤な感染症に至ることがあり,また,腟カンジダ症などの性器感染をおこすことがあるので,十分な注意が必要です。尿路感染および性器感染の症状や対処方法について医師に説明を受けましょう。
(5)低血糖対策……本剤の服用,および他の糖尿病用薬との併用(特にスルフォニルウレア系製剤糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系),速効型インスリン分泌促進薬速効型食後血糖降下薬,インスリン製剤糖尿病治療薬(1)(インスリン製剤)など)によって低血糖がおこることがあります。平素から糖質(ショ糖)を含む食品やブドウ糖を持ち歩き,脱力感,高度の空腹感,発汗などの症状が現れたら,すぐに摂取してください。本剤の服用によって症状が現れたら通常は糖質を含む食品を摂取し,α-グルコシダーゼ阻害薬食後過血糖改善薬 (アカルボース,ボグリボース,ミグリトール)を併用している場合にはブドウ糖を摂取してください。
(6)多尿・頻尿……本剤の利尿作用により多尿・頻尿がおこることがあります。また,体液量が減少することがあるので適度な水分補給を行うようにします。多尿・頻尿,脱水(口渇など),血圧低下などの異常が認められた場合は,直ちに処方医に連絡してください。特に体液量減少をおこしやすい人(高齢者や利尿薬を併用している人など)においては,脱水や糖尿病性ケトアシドーシス,高浸透圧高血糖症候群,脳梗塞を含む血栓・塞栓症などの発現に注意してください。
(7)ケトアシドーシス……本剤の服用によって,ケトアシドーシス(糖尿病性ケトアシドーシスを含む)が現れることがあります。ケトアシドーシスの症状(悪心・嘔吐,食欲減退,腹痛,過度な口渇,倦怠感,呼吸困難,意識障害など)が認められた場合には直ちに処方医に連絡してください。
(8)危険作業に注意……本剤を服用すると低血糖症状をおこすことがあります。高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事している人は十分に注意してください。
(9)その他……
・妊婦での安全性……未確立。妊婦または妊娠している可能性のある人は本剤を使用せずにインスリン製剤などを使用。
・授乳婦での安全性……服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性……未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①低血糖(特にスルフォニルウレア系製剤糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系),速効型インスリン分泌促進薬速効型食後血糖降下薬との併用時)。②腎盂腎炎,敗血症(敗血症性ショックを含む)。③脱水(口渇,多尿,頻尿,血圧低下など)。④ケトアシドーシス(糖尿病性ケトアシドーシスを含む)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

[イプラグリフロジン L-プロリン]
(1)すぐに処方医に連絡する副作用……頻尿,多尿,尿管結石,腎結石症/貧血/糖尿病網膜症/便秘,下痢,胃炎,胃食道逆流性疾患,上腹部痛,腹部膨満/口渇,体重減少,空腹,倦怠感/膀胱炎,外陰部腟カンジダ症,鼻咽頭炎/糖尿病性ニューロパチー,浮動性めまい,体位性めまい,頭痛,感覚鈍麻/陰部そう痒症/上気道の炎症/湿疹,発疹,じん麻疹,そう痒症
(2)検査などでわかる副作用……肝機能異常/高血圧/尿中β2ミクログロブリン増加,尿中β-NアセチルDグルコサミニダーゼ増加,尿潜血陽性,尿中アルブミン・クレアチニン比増加, 尿中ケトン体陽性,血中ケトン体増加,尿中α1ミクログロブリン増加

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)併用すると低血糖症状のリスクが増加するおそれがある薬剤……糖尿病用薬(インスリン製剤糖尿病治療薬(1)(インスリン製剤),スルフォニルウレア系製剤糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系),チアゾリジン系薬剤(ピオグリタゾン塩酸塩ピオグリタゾン塩酸塩),ビグアナイド系薬剤糖尿病治療薬(ビグアナイド系),α-グルコシダーゼ阻害薬食後過血糖改善薬,速効型インスリン分泌促進薬速効型食後血糖降下薬,GLP-1受容体作動薬糖尿病治療薬(2)(インクレチン関連製剤),DPP-4阻害薬選択的ジペプチジルペプチターゼ(DPP)-4阻害薬など)
(2)併用すると本剤の血糖降下作用を増強する薬剤……ベーター・ブロッカーベーター・ブロッカー(適応症に不整脈を含むもの)ベーター・ブロッカー(適応症が狭心症と高血圧のもの),サリチル酸製剤アスピリン,モノアミン酸化酵素阻害薬セレギリン塩酸塩,フィブラート系薬剤フィブラート系薬剤など
(3)併用すると本剤の血糖降下作用を減弱する薬剤……副腎皮質ホルモン副腎皮質ステロイド薬,甲状腺ホルモン甲状腺製剤など
(4)併用すると利尿作用が過剰におこるおそれがある薬剤……利尿作用を有する薬剤(ループ利尿薬ループ利尿薬,サイアザイド(チアジド)系利尿薬チアジド系薬剤など)
(5)本剤との併用で作用が強まる薬剤……[カナグリフロジン水和物]ジゴキシンジギタリス製剤
(6)本剤との併用で作用が弱まる薬剤……[カナグリフロジン水和物]リファンピシンリファンピシン, フェニトインフェニトイン,フェノバルビタールバルビツール酸誘導体,リトナビルエイズ治療薬(2)など