アラノンジー静注用の効能・用量・副作用など

アラノンジー静注用の特徴

これまで標準的治療法が確立されていなかった,再発または難治性のT細胞急性リンパ性白血病,T細胞リンパ芽球性リンパ腫の治療薬として,初めて単剤での有効性が認められた抗がん薬です。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 代謝拮抗薬 > ネララビン > ネララビン
形状 注射用剤 
同じ分類の薬 アリムタ注射用   エボルトラ点滴静注   カンプト点滴静注   ジェネリック薬: イカルス静注   イリノテカン塩酸塩点滴静注液  

アラノンジー静注用 メーカー別薬価など

会社 ノバルティスファーマ
保険薬価 注射用剤250mg50mL 1瓶 53,926.00円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載


アラノンジー静注用の効能・効果

T細胞急性リンパ性白血病,T細胞リンパ芽球性リンパ腫(いずれも再発または難治性の場合)

アラノンジー静注用の使用上の注意と副作用

警告

①本剤は,緊急時に十分に措置できる医療施設で,がん化学療法に十分な経験を持つ医師のもとで,適切と判断される人にのみ使用されるべき薬剤です。また,医師よりその有効性・危険性の十分な説明を受け,患者本人(もしくは家族)が納得・同意できなければ治療に入っていくべきではありません。
②本剤の投与後に,傾眠あるいはより重度の意識レベルの変化,けいれんなどの中枢神経障害,しびれ感,錯感覚,脱力・麻痺などの末梢性ニューロパシー,脱髄,ギラン・バレー症候群に類似する上行性末梢性ニューロパシーなどの重度の神経系障害が報告されています。これらの症状は,本剤の投与を中止しても完全に回復しない場合があります。神経系障害に対しては特に注意深く観察し,神経系障害の徴候が認められた場合には重篤化するおそれがあるので,直ちに投与を中止するなど適切な対応が必要となります。

基本的注意

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に使用すべき場合……髄腔内化学療法の治療中または前歴/全脳・全脊髄照射の治療歴/腎機能障害/肝機能障害/高齢者
(3)危険作業に注意……本剤を使用すると,眠けを催すことがあります。高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は十分注意してください。
(4)避妊……本剤を使用中は避妊を心がけてください。動物実験で胎児の奇形および変異が報告されています。
(5)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:使用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①神経系障害(傾眠,末梢性ニューロパシー,感覚減退,錯感覚,てんかん様発作,進行性多巣性白質脳症など)。②血液障害(貧血,血小板減少症,好中球減少症,発熱性好中球減少症,白血球減少症)。③錯乱状態。④感染症(敗血症,菌血症,肺炎,真菌感染など)。⑤腫瘍崩壊症候群。⑥横紋筋(おうもんきん)融解症(筋肉痛,脱力感など)。⑦劇症肝炎,肝機能障害,黄疸。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)おこることがある副作用……めまい,頭痛,ふるえ,運動失調,健忘,味覚異常,平衡障害/霧視/呼吸困難,せき,喘鳴(ぜんめい)/下痢,吐きけ,嘔吐,便秘,食欲不振,口内炎,腹痛/筋痛,筋力低下,関節痛,背部痛,四肢痛/むくみ,全身疼痛,発熱,疲労,歩行異常/発疹,紅斑
(2)検査などでわかる副作用……胸水,AST・ALT・ビリルビン増加/低カリウム血症,低血糖,低カルシウム血症,低マグネシウム血症,クレアチニン増加,低血圧,心室頻拍

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)併用すると本剤の作用が弱まるおそれがある薬剤……ペントスタチンペントスタチン