アルダクトンAの効能・用量・副作用など

アルダクトンAの特徴

塩分(ナトリウム)のとりすぎは高血圧の大きな原因の一つです。カリウムには,余分なナトリウムを排出して血圧を下げる効果があります。
本剤は,カリウムを排泄しない利尿降圧薬なので,「カリウム保持性利尿降圧薬」と呼ばれています。利尿作用は弱く,単独で処方されることは少なく,ループ利尿薬などと併用されることが多いです。

アルダクトンA錠25mg

アルダクトンA錠25mg

アルダクトンA錠50mg

アルダクトンA錠50mg

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 利尿降圧薬 > スピロノラクトン > スピロノラクトン
形状 錠剤 
同じ分類の薬 アレステン   アレリックス   オイテンシン   ジェネリック薬: アゾセミド   クバクロン  

お調べの商品と梱包や本体のデザインが違う場合は、薬剤師にお尋ねください。

アルダクトンA メーカー別薬価など

会社 ファイザー
保険薬価 細粒剤10% 1g 92.20円
錠剤25mg 1錠 20.70円
錠剤50mg 1錠 43.50円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
SEARLE 101:25mg
SEARLE 102:50mg
本体コード:
SEARLE 101
SEARLE 102:50


アルダクトンAの効能・効果

高血圧症(本態性,腎性など)/心性浮腫(うっ血性心不全),腎性浮腫,肝性浮腫,特発性浮腫,悪性腫瘍に伴う浮腫・腹水,栄養失調性浮腫/原発性アルドステロン症の診断および症状の改善

アルダクトンAの用法・用量

1日50~100mg(細粒剤は0.5~1g)を分割服用。

アルダクトンAの使用上の注意と副作用

基本的注意

*スピロノラクトン(アルダクトンA)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……無尿状態,急性腎不全/高カリウム血症/アジソン病/タクロリムス・エプレレノンまたはミトタンの服用中/本剤に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……心疾患のある高齢者,重い冠硬化症や脳動脈硬化症/重い腎機能障害/減塩療法中/肝機能障害/乳児/高齢者
(3)発がん性……本剤を長期に服用した人(男女とも)に,乳がんが発生したとの報告があります。また,動物によるがん原性試験で,内分泌臓器の腫瘍や肝臓の増殖性変化がみられたとの報告があります。
(4)服用時間……夜間の休息が特に必要な人は,本剤による夜間の排尿を避けるため,午前中に服用するようにしてください。
(5)定期検査……連用すると電解質失調がおこることがあるので,定期的に血液や電解質(ナトリウム,カリウムなど)の検査を受ける必要があります。
(6)危険作業に注意……本剤を服用すると,めまいなどがおこることがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は十分に注意してください。
(7)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①電解質異常(低カリウム血症,低ナトリウム血症,代謝性アシドーシスなど)。②急性腎不全。③中毒性表皮壊死融解症(TEN),皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,じん麻疹,かゆみなど)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……女性化乳房,乳房腫脹,乳房腫瘤,乳房痛,性欲減退,陰萎,多毛,月経不順,無月経,閉経後出血,音声低音化/めまい,頭痛,しびれ感,神経過敏,うつ状態,不安感,精神錯乱,運動失調,傾眠/食欲不振,悪心・嘔吐,口渇,下痢,便秘/倦怠感,心悸亢進,発熱,筋けいれん,脱毛,肝斑
(3)検査などでわかる副作用……AST・ALT・γ-GTP・AL-P・LDH・ビリルビン上昇/BUN上昇/白血球減少,血小板減少

他の薬剤使用時の注意

①タクロリムスタクロリムス水和物ほか,エプレレノンエプレレノン→高カリウム血症がおこることがあります。②ミトタンミトタン→本剤がミトタンの薬効を阻害します。

(1)併用すると相互に作用を強める薬剤……他の降圧薬(ACE阻害薬,カルシウム拮抗薬,ベーター・ブロッカー,利尿降圧薬など),塩化アンモニウム,コレスチラミンコレスチラミン
(2)併用で高カリウム血症をおこす可能性がある薬剤……カリウム製剤カリウム補給剤(塩化カリウム,グルコン酸カリウム,アスパラギン酸カリウムなど),ACE阻害薬ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)(カプトプリル,エナラプリル,リシノプリル水和物など),アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)(ロサルタンカリウム,カンデサルタンシレキセチル,バルサルタンなど),アリスキレン直接的レニン阻害薬,シクロスポリンシクロスポリン,ドロスピレノン(ヤーズ配合錠卵胞・黄体ホルモン配合剤),カリウム保持性利尿薬(トリアムテレントリアムテレン,カンレノ酸カリウム),非ステロイド性消炎鎮痛薬(インドメタシンなど)
(3)本剤との併用で作用が強まる薬剤……ジゴキシン,メチルジゴキシンジギタリス製剤
(4)本剤との併用で作用が弱まる薬剤……ノルアドレナリン,乳酸ナトリウム
(5)本剤との併用で作用が増強または減弱する薬剤……ジギトキシン
(6)本剤と併用するとリチウム中毒をおこす薬剤……炭酸リチウム躁病に用いる薬