アロキシ静注の効能・用量・副作用など

アロキシ静注の特徴

抗がん薬のさまざまな副作用を抑える薬が開発され,抗がん薬治療の応用が拡がってきています。これを抗がん薬治療を支えるという意味で「支持療法」といい,そのために使う薬品を「支持療法薬」といいます。
セロトニン拮抗型制吐薬は,多くの抗がん薬に共通する副作用である強い吐きけが脳の嘔吐中枢に伝わるのを妨げて,吐きけ・嘔吐を抑える支持療法薬です。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 がんに使われるその他の薬剤 > セロトニン拮抗型制吐薬 > パロノセトロン塩酸塩
形状 注射用剤 
同じ分類の薬 アイソボリン点滴静注用   アレディア点滴静注用   アロキシ点滴静注バッグ   アンペック注   ジェネリック薬: アザセトロン塩酸塩静注液  

アロキシ静注 メーカー別薬価など

会社 大鵬薬品工業
保険薬価 注射用剤0.75mg5mL 1瓶 14,937.00円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載


アロキシ静注の効能・効果

抗がん薬(シスプラチンなど)使用に伴う消化器症状(悪心,嘔吐)
[グラニセトロン塩酸塩のみ]放射線照射に伴う消化器症状(悪心,嘔吐)

アロキシ静注の使用上の注意と副作用

基本的注意

*グラニセトロン塩酸塩(カイトリル注),オンダンセトロン塩酸塩水和物(ゾフラン注)の添付文書による

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に使用すべき場合……[グラニセトロン塩酸塩バッグ製剤]心臓・循環器系機能障害/腎機能障害/[オンダンセトロン塩酸塩水和物]薬物過敏症の前歴/重い肝機能障害
(3)消化管運動の低下……本剤の使用により,消化管運動の低下がおこることがあるので,消化管通過障害の症状がある人は処方医と相談してください。
(4)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:使用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①ショック,アナフィラキシー(かゆみ,発赤,胸内苦悶感,呼吸困難など)。
[オンダンセトロン塩酸塩水和物のみ]②てんかん様発作。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)処方医に連絡すべき副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ,発赤)
(2)おこることがある副作用……頭痛,頭重感,ふるえ,眠け,めまい,不眠/動悸,胸痛,頻脈,徐脈,不整脈/便秘,胃もたれ感,腹痛,下痢/発熱,倦怠感,顔面潮紅,発汗,しゃっくり,不随意運動/注射部位(血管痛,発疹,じん麻疹,かゆみ,紅斑,静脈炎)
(3)検査などでわかる副作用……AST・ALT・AL-P・γ-GTP・LDH・総ビリルビン上昇など

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

[グラニセトロン塩酸塩]
(1)併用するとセロトニン症候群(不安,焦燥,興奮,錯乱,発熱,発汗,頻脈,ミオクローヌスなど)が現れるおそれがある薬剤……選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)選択的セロトニン再取り込み阻害薬,セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬,モノアミン酸化酵素阻害薬モノアミン酸化酵素の働き
[オンダンセトロン塩酸塩水和物]
(2)併用すると本剤の作用を弱めるおそれがある薬剤……CYP3A4誘導作用のある薬剤(フェニトインフェニトイン,カルバマゼピンカルバマゼピン,リファンピシンリファンピシンなど)
(3)本剤との併用で作用が弱まるおそれがある薬剤……トラマドールがん疼痛治療薬(7)