イスコチン原末の効能・用量・副作用など

イスコチン原末の特徴

パスパラアミノサリチル酸カルシウム水和物と同様に,古くから使われていますが,耐性菌がやや発現しやすい傾向があります。一般に,INAH(アイナー)と呼ばれています。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 結核の薬 > イソニアジド > イソニアジド
形状 末剤 
同じ分類の薬 アルミノニッパスカルシウム   イスコチン   エサンブトール   エブトール   ジェネリック薬: アプテシン  

イスコチン原末 メーカー別薬価など

会社 第一三共
保険薬価 末剤 1g 8.60円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載


イスコチン原末の効能・効果

肺結核,その他の結核症

イスコチン原末の用法・用量

1日200~500mg(4~10mg/kg(体重))を1~3回に分けて服用,毎日または週2日。成人では1日1g,13歳未満では1日20mg/kg(体重)まで増量できる。

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イスコチン原末の使用上の注意と副作用

基本的注意

*イソニアジド(イスコチン),イソニアジドメタンスルホン酸ナトリウム水和物(ネオイスコチン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……重い肝機能障害
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害,またはその前歴,あるいはその疑いのある人/腎機能障害またはその疑いのある人/精神障害の前歴/アルコール中毒/てんかんなどのけいれん性疾患またはこれらの前歴/薬物過敏症/血液障害,出血傾向
(3)定期検査……他の抗結核薬(リファンピシンリファンピシンなど)と併用すると,重い肝機能障害がおこることがあるので,併用する場合は,定期的に肝機能検査を受ける必要があります。
(4)飲食物……本剤を服用中に,①ヒスチジンを多く含む魚(マグロ,イワシ,サバなど)を食べると,頭痛,紅斑,嘔吐,かゆみなどのヒスタミン中毒症状がおこることがあります。服用中はこれらの魚を控えめにしてください。②また,チラミンを多く含む飲食物(チーズ,ビール,赤ワインなど)をとると,血圧上昇や動悸がおこることがあります。服用中は,これらの飲食物を過量に(1食あたりチラミン100mg以上)摂取しないようにしてください。(チラミン含有量:チーズ→0~5.3mg/10g,ビール→1.1mg/100mL,赤ワイン→0~2.5mg/100mL)
(5)その他……
・妊婦での安全性:原則として服用しない。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①劇症肝炎などの重い肝機能障害。②皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死融解症(TEN),紅皮症(剥脱(はくだつ)性皮膚炎)。③間質性肺炎(発熱,せき,呼吸困難など)。④発熱,紅斑,筋肉痛,関節炎,関節痛,リンパ節腫脹などを伴うSLE(全身性エリテマトーデス)様症状。⑤けいれん。⑥血小板減少,無顆粒球症。⑦腎不全,間質性腎炎,ネフローゼ症候群。⑧視神経炎,視神経萎縮。⑨末梢神経炎。⑩薬剤性過敏症症候群。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発熱,発疹など)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……出血傾向(喀血,血痰,鼻出血,眼底出血など),貧血/黄疸/頭痛,めまい,倦怠感,精神障害(せん妄,抑うつ,記憶力低下,幻覚,感情異常,興奮など)/小脳障害(平衡障害,運動失調,企図振戦,言語障害,眼球運動障害,嚥下(えんげ)障害など)/食欲不振,悪心,嘔吐,腹痛,便秘,胃部膨満感/女性化乳房,乳汁分泌,月経障害,インポテンツ/関節痛
(3)検査などでわかる副作用……赤芽球癆,白血球減少,好酸球増多/AST・ALT上昇

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)併用すると重い肝機能障害が現れることがある薬剤……リファンピシンリファンピシン
(2)本剤との併用で血中濃度が上昇する薬剤……ワルファリンカリウムワルファリンカリウム,抗てんかん薬(フェニトインフェニトイン,カルバマゼピンカルバマゼピン)
(3)本剤との併用で作用が増強または減弱する薬剤……経口糖尿病薬,インスリン糖尿病治療薬(1)(インスリン製剤)
(4)本剤との併用で副作用が強まる薬剤……ジスルフィラム(協調困難,情緒障害)/サイクロセリンサイクロセリン(めまい,眠け)
(5)本剤との併用で作用が弱まる薬剤……イトラコナゾール深在性真菌治療薬,シクロスポリンシクロスポリン,レボドパドパミン前駆物質(レボドパ)
(6)本剤との併用で作用が強まる薬剤……血圧降下薬,交感神経興奮薬,副交感神経抑制薬,三環系抗うつ薬三環系抗うつ薬
(7)併用すると本剤の効果が弱まる薬剤……水酸化アルミニウム含有の制酸薬制酸剤
(8)本剤との併用で呼吸抑制,低血圧,昏睡,けいれんなどが現れるおそれがある薬剤……ペチジン塩酸塩

イスコチン原末 - PC

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