イナビル吸入粉末剤の効能・用量・副作用など

イナビル吸入粉末剤の特徴

インフルエンザウイルスの増殖に不可欠な酵素ノイラミニダーゼの働きを阻害する作用があり,吸入によりウイルスの主な増殖部位(気道粘膜)に直接届いて効き目を発揮します。内服薬と異なり,全身的な影響が少ないという利点があります。治療に用いる場合,ザナミビルは5日間の吸入ですが,ラニナミビルは1日だけで完結するため,症状改善による服薬中止や服薬忘れの心配がないという利点も加わりました。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 吸入薬 > 抗インフルエンザウイルス吸入薬 > ラニナミビルオクタン酸エステル水和物
形状 吸入剤 
同じ分類の薬 アイロミールエアゾール   アスプール液   アズマネックスツイストヘラー吸入   アトロベントエロゾル   ジェネリック薬: アセチルシステインNa塩注入・吸入用液  

イナビル吸入粉末剤 メーカー別薬価など

会社 第一三共
保険薬価 吸入剤20mg 1キット 2,139.90円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載


イナビル吸入粉末剤の効能・効果

A型またはB型インフルエンザウイルス感染症の治療およびその予防

「イナビル吸入粉末剤」を含むQ&A

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イナビル吸入粉末剤の使用上の注意と副作用

警告

①どちらの薬も治療のために用いる場合は,真に必要か否かを処方医と十分に話し合うことが必要です。
②インフルエンザウイルス感染症の予防の基本はワクチンによる予防であり,本剤の予防使用はワクチンによる予防に置き換わるものではありません。

基本的注意

*リレンザ,イナビル吸入粉末剤の添付文書による

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に使用すべき場合……乳製品に対するアレルギーの前歴
(3)予防目的……予防のために用いる場合には,原則として,インフルエンザウイルス感染症を発症している人の同居家族または共同生活者で,65歳以上の高齢者,慢性呼吸器疾患,慢性心疾患,糖尿病などの代謝性疾患,腎機能障害の人を対象とします。
(4)治療開始時期……本剤は,インフルエンザ様症状が現れてから48時間以内に使用されます。それ以後の場合では,有効性を裏づけるデータが得られていません。
(5)乳製品に注意……乳製品に対するアレルギーのある人や,その前歴のある人が本剤を使用すると,アナフィラキシーが現れたとの報告があるので,使用する前には処方医にそのことを伝え,使用する場合は十分に注意してください。
(6)小児・未成年……小児の場合は,適切に吸入できると判断された場合にのみ処方されます。本剤の使用後には,異常行動などの精神神経症状が現れることがあります。小児・未成年者については,異常行動による転落などの万が一の事故を防止するため,治療開始後は少なくとも2日間,保護者などは小児・未成年者が1人にならないように配慮してください。
(7)形態についての注意……専用の吸入器を使用するので,方法を十分に理解してから使用してください。
(8)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:使用するときは授乳を中止。
・低出生体重児,新生児,乳児,[ザナミビル水和物]4歳以下の幼児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①ショック,アナフィラキシー(血圧低下,顔面蒼白,冷汗,咽頭・喉頭浮腫,じん麻疹など)。②気管支れん縮,呼吸困難。③皮膚粘膜眼症候群(スティブンス‐ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死融解症(TEN),多形紅斑。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。