イムブルビカの効能・用量・副作用など

処方薬 出典 情報

出典:株式会社法研発行 「医者からもらった薬がわかる本」 特定非営利活動法人 医薬制度研究会 著

薬剤師:五十川 亘|鵜飼 繁|谷口 英一|安田 實|山口 佳久|清水 通彦|澤木 仁史 |山森達浩|浦晋一郎

イムブルビカの特徴

慢性リンパ性白血病は,リンパ球の中のB細胞が「がん化」して,血液中や骨髄で増える病気です。B細胞性腫瘍の発症,増殖にはB細胞受容体(BCR)からのシグナル伝達経路が関与しています。
本剤は,このシグナル伝達に関与し,B細胞の活性化に貢献しているブルトン型チロシンキナーゼという酵素のシグナル伝達経路を遮断することによって抗腫瘍効果を発揮します。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 分子標的治療薬 > イブルチニブ > イブルチニブ
形状 カプセル剤 
同じ分類の薬 アイクルシグ   アフィニトール分散錠   アフィニトール錠   アレセンサ   ジェネリック薬: イマチニブ  

イムブルビカ メーカー別薬価など

会社 ヤンセンファーマ
保険薬価 カプセル剤140mg 1カプセル 9,367.00円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
ibr 140mg
本体コード:
ibr 140mg


イムブルビカの効能・効果

再発または難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)

イムブルビカの使用上の注意と副作用

警告

 本剤は,緊急時に十分に対応できる医療施設で,造血器悪性腫瘍の治療に十分な知識・経験をもつ医師のもとで,適切と判断される人にのみ使用されるべき薬剤です。また,治療開始に先立ち,医師からその有効性・危険性の十分な説明を受け,患者および家族が納得・同意したのち使用を開始しなければなりません。

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/中等度以上の肝機能障害/ケトコナゾール(経口薬:国内未発売),イトラコナゾール深在性真菌治療薬,クラリスロマイシンマクロライドの服用中/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……抗凝固薬または抗血小板薬の服用中/感染症を合併している人/重篤な骨髄機能低下/不整脈またはその前歴/重度の腎機能障害/軽度の肝機能障害
(3)食品との併用……グレープフルーツジュースと併用すると本剤の血中濃度が上昇して副作用が増強されるおそれがあり,一方,セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品と併用すると本剤の血中濃度が低下して効果が弱まるおそれがあるので,服用しているときはこれらの食品を摂取しないでください。
(4)避妊……動物実験において,胚致死作用,催奇形性が報告されています。妊娠する可能性がある女性は,本剤の服用中と服用終了後一定期間は適切な避妊を行ってください。
(5)その他……
・授乳婦での安全性……未確立。服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性……未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①重篤な出血(脳出血,消化管出血など)。②頭蓋内出血,嗜眠(しみん),不安定歩行,頭痛などを伴う白血球症。③重篤な感染症(肺炎,敗血症など)。B型肝炎ウイルス・結核・帯状疱疹などの再活性化。④進行性多巣性白質脳症(意識障害,認知障害,片麻痺,四肢麻痺,言語障害など)。⑤重篤な骨髄抑制(貧血,好中球減少症,血小板減少症など)。⑥重篤な不整脈(心房細動,心房粗動など)。⑦腫瘍崩壊症候群。⑧重篤な過敏症(アナフィラキシーなど)。⑨皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群)。⑩肝不全,肝機能障害。⑪間質性肺疾患(息切れ,呼吸困難,せき,発熱など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)おこることがある副作用……上気道感染,皮膚感染,副鼻腔炎,尿路感染/基底細胞がん,扁平上皮がん,前立腺がん,悪性黒色腫,リンパ腫,骨髄異形成症候群/脱水,食欲減退/頭痛,浮動性めまい/霧視,眼乾燥,流涙増加,視力低下,結膜炎/鼻出血,呼吸困難,せき/下痢,悪心,口内炎,便秘,嘔吐,腹痛,消化不良,胃食道逆流性疾患/発疹,挫傷,点状出血,血管浮腫,じん麻疹,紅斑,かゆみ/関節痛,筋骨格痛,筋痙縮(けいしゅく),関節障害/発熱,硬膜下血腫,疲労,無力症,末梢性浮腫
(2)検査などでわかる副作用……リンパ球増加症,白血球増加症,発熱性好中球減少症/低ナトリウム血症,高尿酸血症/高血圧

他の薬剤使用時の注意

ケトコナゾール(経口薬:国内未発売),イトラコナゾール深在性真菌治療薬,クラリスロマイシンマクロライド→本剤の血中濃度が上昇し,副作用が強まるおそれがあります。

(1)併用すると本剤の血中濃度が上昇し副作用が強まるおそれがある薬剤……CYP3A阻害作用をもつ薬剤(インジナビルエイズ治療薬(2),ネルフィナビルエイズ治療薬(2),リトナビル含有製剤エイズ治療薬(2),サキナビルエイズ治療薬(2),コビシスタット含有製剤エイズ治療薬(3),アタザナビルエイズ治療薬(2),ダルナビルエイズ治療薬(2),ホスアンプレナビルエイズ治療薬(2),テラプレビルC型肝炎治療薬(プロテアーゼ阻害薬),ボリコナゾール深在性真菌治療薬,フルコナゾール深在性真菌治療薬,エリスロマイシンマクロライド,シプロフロキサシンニューキノロン剤,ジルチアゼムカルシウム拮抗薬,ベラパミルカルシウム拮抗薬,アミオダロンアミオダロン塩酸塩,アプレピタントアプレピタント)
(2)併用すると本剤の血中濃度が低下し効果が弱まるおそれがある薬剤……CYP3A誘導作用をもつ薬剤(カルバマゼピンカルバマゼピン,リファンピシンリファンピシン,フェニトインフェニトイン)

イムブルビカ - PC

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