エストラサイトの効能・用量・副作用など

エストラサイトの特徴

卵胞ホルモンのエストラジオールと抗がん薬(アルキル化剤)を結合させた薬品で,1970年代から欧米で使用されています。日本では1983年に承認されましたが,現在の使用頻度はそれほど高くありません。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 ホルモン剤・抗ホルモン剤 > エストラムスチンリン酸エステルナトリウム > エストラムスチンリン酸エステルナトリウム水和物
形状 カプセル剤 
同じ分類の薬 アリミデックス   アロマシン   イクスタンジ   ジェネリック薬: アナストロゾール   エキセメスタン  

エストラサイト メーカー別薬価など

会社 日本新薬
保険薬価 カプセル剤156.7mg 1カプセル 337.80円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
401
本体コード:
401


エストラサイトの効能・効果

前立腺がん

エストラサイトの使用上の注意と副作用

基本的注意

*エストラムスチンリン酸エステルナトリウム水和物(エストラサイト)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤・エストラジオール・ナイトロジェンマスタードに対するアレルギーの前歴/血栓性静脈炎・脳血栓・肺塞栓などの血栓塞栓性障害,虚血などの重い冠血管疾患,またはその前歴/重い肝機能障害・血液障害/消化性潰瘍
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害/心疾患またはその前歴/腎疾患またはその前歴/てんかん/糖尿病/血液障害
(3)飲食物……牛乳や乳製品,カルシウムを多量に含む食物,カルシウム製剤は本剤の作用を弱めるので,同時には摂取しないでください。
(4)二次発がん……本剤を服用した人(ホルモン療法または放射線療法などの併用例を含む)に,白血病,骨髄異常形成症候群,乳がんなどが発生したとの報告があります。
(5)頻回に検査……肝機能異常,血液障害などの重い副作用がおこることがあるので,頻回に血液,肝機能,腎機能などの検査を受ける必要があります。
(6)性腺への影響……小児および生殖可能な年齢の人が服用すると,性腺に影響がでることがあります。処方医とよく相談してください。

副作用の注意
重大な副作用

①血栓性静脈炎,脳血栓,肺血栓,脳梗塞などの血栓塞栓症。②心筋梗塞,心不全,狭心症。③呼吸困難を伴う血管浮腫(顔面・舌・声門・咽喉の腫れなど)。④胸水。⑤肝機能障害,黄疸。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)おこることがある副作用……貧血/むくみ/高血圧,心悸亢進/食欲不振,消化不良,悪心・嘔吐,腹痛,下痢,口渇/女性化乳房/発疹,かゆみ/息切れ/頭痛,胸痛,発熱,疲労,全身倦怠感,性欲減退,味覚異常
(2)検査などでわかる副作用……トリグリセリド上昇,BUN上昇,低タンパク血症/白血球・血小板減少,白血球増多/AST・ALT上昇

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)併用すると血管浮腫がおこることがある薬剤……ACE阻害薬ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)(エナラプリル,イミダプリル,アラセプリル)