エトポシド点滴静注液の効能・用量・副作用など

エトポシド点滴静注液の特徴

ポドフィロトキシンの誘導体で,イギリス・ドイツ・オランダなどでも発売されています。
イギリスの医薬品集『マーティンデール』にも掲載されていますが,100mg5mL1アンプルの日本での先発品の薬価は4,845円,後発品でも3,100円なのに対して,イギリスの『BNF』に示された後発品価格は,12.15ポンド(約1,960円)ほどです。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 植物・動物由来製剤 > エトポシド > エトポシド
形状 注射用剤 
同じ分類の薬 アブラキサン点滴静注用   エクザール注射用   オンコビン注射用   ジェブタナ点滴静注   ジェネリック薬: エトポシド点滴静注  

エトポシド点滴静注液 メーカー別薬価など

会社 サンド
保険薬価 注射用剤100mg5mL 1瓶 3,100.00円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
会社 シオノケミカル
光製薬
保険薬価 注射用剤100mg5mL 1瓶 3,100.00円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
会社 大興製薬
保険薬価 注射用剤100mg5mL 1瓶 3,100.00円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載


エトポシド点滴静注液の効能・効果

①肺小細胞がん,悪性リンパ腫,急性白血病,睾丸腫瘍,膀胱がん,絨毛(じゅうもう)性疾患,胚細胞腫瘍(精巣腫瘍,卵巣腫瘍,性腺外腫瘍)/②次のがんに対する他の抗がん薬との併用療法→小児悪性固形腫瘍(ユーイング肉腫ファミリー腫瘍,横紋筋(おうもんきん)肉腫,神経芽腫,網膜芽腫,肝芽腫・その他肝原発悪性腫瘍,腎芽腫・その他腎原発悪性腫瘍など)

エトポシド点滴静注液の使用上の注意と副作用

警告

①本剤を含むがん化学療法は,緊急時に十分に措置できる医療施設で,がん化学療法に十分な知識と経験を持つ医師に,本剤の有効性・危険性を十分に聞き・たずね,同意してから受けなければなりません。
②本剤を含む小児悪性固形腫瘍に対するがん化学療法は,小児のがん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで受けなければなりません。

基本的注意

*エトポシド(ベプシド注)の添付文書による

(1)使用してはいけない場合……重い骨髄機能抑制/本剤の成分に対する重いアレルギーの前歴/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に使用すべき場合……骨髄機能抑制/肝機能障害/腎機能障害/感染症の合併/水痘/本剤の長期使用中/小児,高齢者
(3)休薬……①本剤による化学療法を繰り返す場合は,副作用からの十分な回復を考慮し,少なくとも3週間は休薬する必要があります。②胚細胞腫瘍に対する標準的で確立された他の抗がん薬との併用療法では,16日間の休薬が必要です。
(4)肝中心静脈閉塞症……本剤と他の抗がん薬または放射線照射との併用で,肝中心静脈閉塞症(VOD)が発症したとの報告があります。
(5)水痘……水痘(水ぼうそう)の人が使用すると,致命的な全身障害が現れることがあるので,状態に十分注意してください。
(6)感染症,出血傾向……使用によって,感染症,出血傾向の発現または悪化がおこりやすくなるので,状態に十分注意してください。
(7)性腺への影響……小児および生殖可能な年齢の人が使用すると,性腺に影響がでることがあります。処方医とよく相談してください。
(8)頻回に検査……骨髄機能抑制などの重い副作用がおこることがあるので,頻回に血液,肝機能,腎機能などの検査を受ける必要があります。
(9)二次発がん……本剤と他の抗がん薬の併用により,急性白血病(前白血病相を伴う場合もある),骨髄異形成症候群(MDS)が発生したとの報告があります。
(10)その他……
・授乳婦での安全性:使用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①骨髄機能抑制(白血球減少,血小板減少,貧血,出血傾向,汎血球減少など)。②ショック,アナフィラキシー様症状(チアノーゼ,呼吸困難,胸内苦悶,血圧低下など)。③間質性肺炎(発熱,せき,呼吸困難など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)処方医に連絡すべき副作用……アレルギー症状(発疹)
(2)おこることがある副作用……悪心・嘔吐,食欲不振,口内炎,下痢,腹痛,便秘/脱毛,紅斑,かゆみ,色素沈着,顔面潮紅/頭痛,しびれ/頻脈,不整脈/倦怠感,発熱など/むくみ,味覚異常,注射部位反応(発赤,腫脹,疼痛,壊死,硬結など)
(3)検査などでわかる副作用……心電図異常,血圧低下/AST・ALT・AL-P・γ-GTP・LDH・ビリルビン上昇/BUN・クレアチニン上昇/ナトリウム・クロール・カリウム・カルシウム異常/総タンパク減少

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

(1)併用すると相互に骨髄機能抑制などの副作用が強まる薬剤・療法……他の抗がん薬/放射線照射

エトポシド点滴静注液 - PC

PCD  説明(別ウィンドウ表示)