エースコールの効能・用量・副作用など

エースコールの特徴

この薬剤の降圧作用は,レニン依存性高血圧症の人に顕著に現れ,腎血管性高血圧症や重症高血圧症などに用いられます。心臓や腎臓の保護作用や,利尿作用も併せ持っているため,高血圧症の治療の第1段階から使われます。

エースコール錠2mg

エースコール錠2mg

エースコール錠4mg

エースコール錠4mg

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 血圧降下薬 > ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬) > テモカプリル塩酸塩
形状 錠剤 
同じ分類の薬 アイミクス配合錠HD   アイミクス配合錠LD   アジルバ   アテディオ配合錠   ジェネリック薬: アゼルニジピン  

お調べの商品と梱包や本体のデザインが違う場合は、薬剤師にお尋ねください。

エースコール メーカー別薬価など

会社 第一三共
保険薬価 錠剤1mg 1錠 37.00円
錠剤2mg 1錠 66.20円
錠剤4mg 1錠 134.00円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
261:1mg
262:2mg
263:4mg
本体コード:
SANKYO 261
SANKYO 262
SANKYO 263


エースコールの効能・効果

高血圧症(本態性高血圧症,腎性高血圧症,腎血管性高血圧症,悪性高血圧など)
[エナラプリルマレイン酸塩,リシノプリル水和物のみの適応症]慢性心不全(軽症~中等症)で他の治療薬(ジギタリス製剤,利尿薬などの基礎治療薬)を服用しても十分な効果が認められない場合
[タナトリル(2.5・5mg錠)のみの適応症]1型糖尿病に伴う糖尿病性腎症

エースコールの用法・用量

1日1回2~4mg。ただし,1日1回1mgから開始し,必要に応じて徐々に4mgまで増量する。

「エースコール」を含むQ&A

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エースコールの使用上の注意と副作用

基本的注意

*エナラプリルマレイン酸塩(レニベース)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/血管浮腫の前歴(アンジオテンシン変換酵素阻害剤などの薬剤による血管浮腫,遺伝性血管浮腫,後天性血管浮腫,特発性血管浮腫など)/デキストラン硫酸固定化セルロース,トリプトファン固定化ポリビニルアルコールまたはポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシス(血液浄化療法)の施行中/アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜(AN69)を用いた血液透析の施行中/アリスキレンフマル酸塩直接的レニン阻害薬を投与中の糖尿病の人(ただし,他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の人を除く)/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……両側性腎動脈狭窄,片腎で腎動脈狭窄のある人/高カリウム血症/重い腎機能障害/脳血管障害/高齢者
(3)急激な血圧低下……本剤の初回服用後,一過性の急激な血圧低下(ショック症状,意識喪失,呼吸困難などを伴う)をおこすことがあります。何らかの異常を感じたら,ただちに処方医へ連絡してください。
(4)空(から)ぜき……服用中,空ぜきが続いたら,ACE阻害薬による副作用ではないかと疑ってください。処方医や薬剤師にあなたの考えを伝えてください。
(5)危険作業に注意……本剤を服用すると,めまい,ふらつきなどをおこすことがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は十分に注意してください。
(6)その他……
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①血管浮腫(呼吸困難を伴う顔面,舌,声門,喉頭の腫れなど),腸管の血管浮腫(腹痛,吐きけ,嘔吐,下痢など)。②ショック(脈拍の異常,呼吸困難,顔面蒼白,血圧低下など)。③狭心症,心筋梗塞。④急性腎不全。⑤重い血液障害(汎血球減少,無顆粒球症,血小板減少)。⑥膵炎。⑦間質性肺炎(発熱,せき,呼吸困難など)。⑧剥脱(はくだつ)性皮膚炎,中毒性表皮壊死融解症(TEN),皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),天疱瘡(てんぽうそう)。⑨錯乱。⑩肝機能障害,肝不全。⑪重い高カリウム血症。⑫低ナトリウム血症,低浸透圧血症,尿中ナトリウム排泄量増加,高張尿,けいれん,意識障害などを伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ,じん麻疹,光線過敏症,多汗,脱毛)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……貧血/抑うつ,めまい,頭痛,眠け,いらいら感,不眠/動悸,起立性低血圧,胸痛,調律障害(頻脈,徐脈)/舌炎,便秘,腹痛,食欲不振,吐きけ・嘔吐,下痢,消化不良,口内炎/黄疸/せき,咽頭炎・喉頭炎,ぜんそく,しわがれ声/耳鳴り,筋肉痛,倦怠感,ほてり,発熱,潮紅,口渇,味覚異常,疲労,脱力感,しびれ,インポテンス
(3)検査などでわかる副作用……BUN・クレアチニン上昇/ヘモグロビン・ヘマトクリット低下,白血球減少,好酸球増多/低血圧/AST・ALT上昇/ナトリウム低下,低血糖

他の薬剤使用時の注意

[治療法]①デキストラン硫酸固定化セルロース,トリプトファン固定化ポリビニルアルコール,ポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシスの施行→血圧低下,潮紅,吐きけ,嘔吐,腹痛,しびれ,熱感,呼吸困難,頻脈などのショック症状をおこすことがあります。
②アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜(AN69)を用いた透析→アナフィラキシーを発現することがあります。

(1)本剤との併用で血清カリウム値が上昇する薬剤……カリウム保持性利尿薬(スピロノラクトンスピロノラクトン,トリアムテレントリアムテレン),カリウム補給薬(塩化カリウムカリウム補給剤
(2)本剤との併用で降圧作用が強まる薬剤……アドレナリン作働性ニューロン遮断薬(グアネチジン硫酸塩),ニトログリセリン亜硝酸誘導体,カリジノゲナーゼ製剤膵臓抽出精製物
(3)本剤との併用でリチウム中毒がおこる可能性がある薬剤……炭酸リチウム躁病に用いる薬
(4)本剤との併用で降圧作用が弱まる薬剤……非ステロイド系解熱鎮痛薬(インドメタシンインドール酢酸系NSAIDなど),リファンピシンリファンピシン
(5)併用すると腎機能障害,高カリウム血症,低血圧をおこすおそれがある薬剤……アリスキレンフマル酸塩直接的レニン阻害薬,ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)
(6)本剤との併用で血圧低下をおこすことがある薬剤……利尿降圧薬,利尿薬(ヒドロクロロチアジドチアジド系薬剤),カリジノゲナーゼ製剤膵臓抽出精製物