キナルドースの効能・用量・副作用など

キナルドースの特徴

エパルレスタットは,糖尿病性神経障害に関与しているとされているソルビトール(糖アルコールの一種)を生成するアルドース還元酵素の働きを阻害することによって,末梢神経障害の自覚症状を改善するといわれています。ただ,外国でも開発の動きがあったにもかかわらず,まだ発売されていません。理由として,肝機能障害などの副作用が噂されています。
本剤は,糖尿病治療の基本である食事療法,運動療法,経口血糖降下薬,インスリンなどの治療を行った上でなお,糖化ヘモグロビン(HbA1C)の検査値がNGSP値(国際標準値)の場合は7.0%以上,JDS値の場合は6.6%以上を目安として用いられます。不可逆的な器質的変化を伴う糖尿病性末梢神経障害の人では,効果が確立されていません。

処方薬/市販薬 (OTC) 処方薬
分類 その他の薬 > アルドース還元酵素阻害薬 > エパルレスタット
形状 錠剤 
同じ分類の薬 イソプリノシン   イムセラ   ウブレチド   ウラリット配合錠   ジェネリック薬: ウタゲン配合散  

キナルドース メーカー別薬価など

会社 寿製薬
保険薬価 錠剤50mg 1錠 42.50円
ジェネ
リック
識別
コード
薬の包装材や本体に数字・記号で記載
包装コード:
KTB 25 50mg
本体コード:
KTB 25


キナルドースの効能・効果

糖尿病性末梢神経障害に伴う自覚症状(しびれ感,疼痛),振動覚異常,心拍変動異常の改善(糖化ヘモグロビンが高値を示す場合)

キナルドースの用法・用量

1回50mgを1日3回。

キナルドースの使用上の注意と副作用

基本的注意

*エパルレスタット(キネダック)の添付文書による

(1)服用期間……本剤は12週間が目安になっているので,効果が現れない場合は処方医とよく相談してください。
(2)医師へ伝達……服用により,尿が黄褐色または赤色になることがありますが心配はありません。ただし,ビリルビンやケトン体の尿定性試験に影響することがあるので,他科を受診する際にはその旨を伝えてください。
(3)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

①劇症肝炎,肝機能障害,黄疸,胚不全。②血小板減少。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ,紅斑,水疱など)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……腹痛,吐きけ,嘔吐,下痢,食欲不振,腹部膨満感,便秘,胸やけ/尿量減少,頻尿/貧血/倦怠感,めまい,頭痛,こわばり,脱力感,四肢疼痛,胸部不快感,動悸,むくみ,ほてり,しびれ,脱毛,紫斑,発熱
(3)検査などでわかる副作用……AST・ALT・γ-GTP・ビリルビン上昇/BUN・クレアチニン上昇/白血球減少/CK上昇

他の薬剤使用時の注意

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。